会計

まだ現金使ってるの?その4

前回の記事までで言いたかったのは、できるだけ全ての出費をキャッシュレス、しかもデータを自動で取得できる形にすれば、出費をしっかり管理しながらお得快適に過ごせるということだ。

Step2.(上級編) 会計ソフトを使う

前回は、とりあえずマネーフォワード等の家計簿アプリに全部連携して管理するのがいいと書いた。

今回は上級編、というか今年から僕が家計簿として出費の管理をしているツール、会計ソフトのススメだ。


会計ソフトっていうのは、経理をやったことがある人なら分かると思うが、簡単に言うと、会社の全てのお金の出入りや資産を全て記録して、財務諸表を作ったり納税したりするために使うシステムだ。

自分がどこにいくら持っていて、いつ何にいくら使ったのか、会社法とか税法上の決まりに従って、1円単位で管理する。

簿記を少しは勉強したことがないと、使うのはやや難しいかもしれない。


僕が使っているのは、MFクラウド会計というクラウド会計システムだ。

マネーフォワードは確かに簡単で便利な家計簿アプリなのだが、あくまでおおまかに把握することを目的としていて、完璧とまではいえない。

とはいえ、たかが個人の家計簿として会計ソフトを使う必要があるのか


大きな意義が2つある。


1つは、会計的な視点に基づいて資産形成ができること。

自分を1つの会社に見立て、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CF)に基づいて、日々のお金を動かすようになる。

今月は出費をいくらに抑えれば、いくら利益が残るのか?

この出費は、費用なのか?資産になるのか?

何をどう変えれば、自分の財政は良くなるのか?

こういう経営者的視点を身に付けることは、自分の資産形成はもちろん、他のあらゆる仕事でも役に立つに違いない。


会計ソフトを使うもう1つの意味は、これからの時代の「働き方」にある。

このnoteのライターの中にもたくさんいると思うが、これからの時代は、フリーランス個人事業主、あるいは会社に所属しながらいくつか副業をするという働き方がどんどん増えてくる。

MFクラウド会計でも、僕は実際に個人事業主プランで使っている。


VALUTimebankの登場が象徴するように「個の時代」に突入し、働き方の選択肢が増える中、今はまだ1つの会社に勤める人も、学生の人も、近い未来にとしての働き方をすることがあると思う。

そうなれば、税理士にお任せできる余裕や伝手がある人はともかく、自分でお金を管理して、納税も自分でしなければならなくなる。

だから、将来を見据えて自分自身の価値を高める努力をしている人は、それと同時に会計ソフトによるお金の管理スキルも身に付けておいて損はないと思うのだ。


僕は簿記を勉強したことがあって、会計の本もいくつか読んだ上で、実際に経理の仕事の経験もあるので、すんなり会計ソフトも使えた。

仕訳って何? 財務諸表って何? キャッシュフローって何?

そういう人は、基礎中の基礎だけでも勉強してみたらいいのではないだろうか。


あまり広く言われていないが、新しい時代に習得しておいて損は無いスキルの1つではないかと、僕は思う。

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