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モチベーション依存から脱却せよ

チームで、あるいは自分で何かを成そうとするとき、
それが上手くいかない理由として「モチベーション不足」が挙げられると、いつも違和感を感じる。

成果が上がらないのは、モチベーションが低いから?
モチベーションが上がれば、もっと上手くいくのだろうか?

いや、確かにそれはそうなのだ。
決して間違いではないと思う。
モチベーションは低いより高い方が、成果は出やすいはずだ。


しかし、モチベーションが高くなければ正常に機能しない仕組みというのは、その時点ですでに破綻していると言わざるを得ない。

そもそもモチベーションというのは、「よっしゃやるぞ!」というような意欲・やる気のことであるが、
そんなものは、あくまでも「あったらいいな」のオマケみたいなもので、誰にでも必ず波がある。
そんなふわふわしたものに頼らないとやっていけないようでは、あまりにも不安定だ。

モチベーションが高ければなんとか乗り越えられるというプロセスには、何か根本的に無理があるということなので、
モチベーションどうこうではなく、もっと本質的な問題点を探らなければならない。

「モチベーションの向上」なるものを議論の場に持ち出した時点で、
構造的な問題の解決に対して思考を放棄しているということを自覚するべきだ。

常に誰もが高いモチベーションでいることなど不可能なわけで、
そうである以上は、モチベーションが低くても機能するような仕組みの構築を目指さなければならない。


やる気があろうとなかろうと、ただやるべきことを淡々とこなしていくだけなのだ。
自分に関しては、そういう「プロ意識」で律すればそれでいい。
チームのマネジメントであれば、やるべきことを明確にしてやればそれでよい。
When・What・How(いつまでに・何を・どうやってやるか)が明示されれば、モチベーションが低くてもやれてしまうものだ。


いずれにせよ、モチベーションを支えにするのは疲れる。
モチベーションの維持はもちろん大切なことだが、それに依存することのないようにしたい。

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