他人に期待しないという考え方をすることで、とても気楽に生きていくことができる。

語弊を招くタイトルだが、「孤独に生きる」とか「自分で全部完璧にやる」とか、そういうことではない。
別の言い方をすれば、コントロール可能な変数にコミットするということ。
コントロールできない、あるいは難しい変数に力を注がないということだ。

1.自分以外は変わらないものとする

他人はそう簡単に変わらない。

社会や法律や価値観は、そうそう変えられるものではない。
周りが自分と違うとき、合わないとき、理解してもらえないとき、
自分以外が変わることを期待するから、イライラしてしまう。

まずは、「自分」というコントロール可能な変数を変えてみる。

自分の見方、考え方、居場所、そういうものを変えてみる。
そうやって考え直して、もう一回周りを見てみる。

2.他人に好かれようとしない

他人に好かれようとするから、嫌われたくないという感情が、自分を臆病にする。

一旦、「別に嫌われてしまってもいいや」と思ってみる。
それで臆病な自分はいなくなる。 肩が軽くなる。

大丈夫、そう簡単に嫌われたりしない。
そんなに他人は自分のことばっかり見てるわけじゃない。

気楽にやっていこう。

3.誰だって失敗する

恋人だって約束を忘れるし、上司だって間違ったことを言う。
出来なくて当たり前。 自分もそうだ。

過剰に期待しない、他人に依存しないことで、
失望したり、嫌いになったり、悲しくなったりせずに済む。

「しょうがない。そういうこともあるさ。次また頑張ろう。俺も手伝うから。」

もちろん他人を信じるし、最初から諦めているわけじゃない。
でも上手くいったときはラッキーだ。

そのときは、「ありがとう。」「さすが！」

それでいい。

4.他人の失敗を期待しない

誰だって失敗しうるけれど、失敗を期待するのも無駄。
ライバルの評価が下がったって、自分が上に行けるわけじゃない。

お金持ちに対して、「強欲だ」「不公平だ」などと言ったところで、
自分の貯金が増えるわけじゃない。
あの娘がアイツと別れたって、その次に自分が付き合えるわけじゃない。
他人の失敗を期待したところで、自分に恩恵が回ってくるわけじゃない。

ただ、自分が今の自分より上に行くしかないのだ。

結局、自分の中から外に向けられたものは、全て自分が勝手に作った思い込みだ。

何も変わらない。
他人に対してイライラしたり、悲しんだり、そんな時間はもったいない。

自分の人生を他人に委ねない。

もちろん人間は１人では生きていけない。
周りを動かさないと成し遂げられないことはたくさんある。

あくまで心の持ち方の話。