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神様なんていない。でも絶望ではない。

あれもこれも、運命なんだ。
いいことも、悪いことも。

そういう運命論者を、私は何人も知っている。
でも、その考えに救いを求めたことはない。

運命だと思って何かを受け止める。
そんな器用なこと、私にはできない。

我がことのように喜んだあの人の夢。
晩ご飯一つで罵声の嵐の2時間。
悔し涙を流しながら飲んだカクテル。
祭りの後の無気力な朝。

あれもこれも全部運命だとして、どうして救われようか。

神様なんていない。

祈ったって、救われないんだ。
これは絶望なんかではない。
今日までの責任を負い、明日への希望を持つんだ。

何度でも言う。
神様なんていない。

私の運命は、私が決める。

昨日までのことは、全部私が決めてきた。
今日の現実は、1秒前までの私が選んだ未来。
明日どうなるかは、これから選んでいけばいい。

どんな現実も、過去の私が選択したもの。
時につらい現実だとしても、そう思えば、無責任に悲観したり楽観したりはしない。
少し時間はかかっても、受け入れられるんだ。

だからこそ、どんなに辛い今日でも
それでも明日に少しだけ希望を持てる。

過去を受け入れて、未来を作る。

神様になんか任せられない。
私のことは、私が決める。

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