十兵衛裏七番勝負 あらすじ
第一夜 根来衆
元和9年(1623年)。柳生十兵衛三厳は征夷大将軍に就任したばかりの徳川家光を暗殺。実の父である将軍家兵法指南役・柳生但馬守宗矩を発狂せしめる。
江戸を脱した十兵衛は中央道を西進。しかし追っ手が掛からず、関所すら難なく通過できることに気付き、疑問の中で足を緩める。道中滞りなく小牧から名神に接続、いよいよ京まで至るが、事件は庶民の噂話にも上がっていなかった。
混乱する十兵衛は旅籠でようやく襲撃を受ける。相手はみすぼらしい半農集団。殺意は確かだが、実力は素