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雑記:新宿って映画館が多すぎるかも2024


新宿武蔵野館

開館:1920年(2016年まで複数回の移転・リニューアル)
スクリーン数:3 総座席数:301
運営:武蔵野興業
傾向:国内外のややマイナー作品が並ぶ。上映作ごとに変わる内装とアクアリウムが爆イケ。リバイバルや監督特集などイベント上映も多い。

『林檎とポラロイド』上映時の展示。2022年3月撮影。


新宿シネマカリテ

開館:2012年
スクリーン数:2 総座席数:174
運営:武蔵野興業
傾向:武蔵野館の姉妹館。内容も内装も近い。おそらくJR新宿から最駅近(徒歩2分、走れば30秒)。カリテ・ファンタスティック! シネマコレクションと銘打って毎夏やりたい放題している。


テアトル新宿

開館:1968年(1988年にリニューアル)
スクリーン数:1 総座席数:218
運営:東京テアトル(ヒューマントラストシネマ、シネ・リーブルなど)
傾向:邦画ミニシアター系(マイナー、独立系、低予算、アート系、ドキュメンタリー系etc...)。いわゆるミニシアターだが音響はリッチ。


シネマート新宿

開館:2006年
スクリーン数:2 総座席数:397
運営:エスピーオー(シネマート系列)
傾向:邦画を含むアジア映画、特に韓国・香港・台湾・中国系の上映に力を入れている。運営元がアジア映画やドラマの買い付けと翻訳を行っていることの影響っぽい。所狭しと貼られるポスターがマニア全開でクールです。

kino cinéma新宿

開館:2023年
スクリーン数:2 総座席数:374
運営:kino cinéma(木下グループ傘下キノフィルムズ関連会社)(同名系列複数)
傾向:シネマート新宿と同ビルで営業。EJアニメシアター新宿(2006−2023)の跡地でもある。キノフィルムズ配給作を軸にややマイナー寄りの展開。


K's cinema

開館:2004年
スクリーン数:1 総座席数:84
運営:昭和興業株式会社
傾向:任侠映画を専門で上映していた新宿昭和館(1932−2002)の跡地に開館。いわゆるミニシアター系からさらに小規模な自主制作映画やドキュメンタリーも扱う。白く明るいロビーが独特。


新宿バルト9

開館:2007年 
スクリーン数:9 総座席数:1824人
運営:ティ・ジョイ(東映子会社)(T・ジョイ系列など)
傾向:所在ビル自体が新宿東映会館(1969−2004)の跡地。国内外の最新メジャー作やライブビューイングが充実し、東映作品のみならずアニメも多い。いわゆるレイトショーを超えたミッドナイト上映(24時以降の上映開始)が常設されている。新宿!


新宿ピカデリー

開館:2008年
スクリーン数:10 総座席数:2235
運営:松竹マルチプレックスシアターズ(丸の内ピカデリー、MOVIXなど)
傾向:前身は新宿松竹会館(1958−2006)の一部。日米のメジャー作品を実写・アニメともに多く上映。ビルの高さを活用しすぎて劇場と売店が遠いからなのか、大型シネコンには珍しく劇場内に自販機があったりする。


TOHOシネマズ新宿

開館:2015年
スクリーン数:12 総座席数:2323
運営:TOHOシネマズ(東宝子会社)(同名系列多数)
傾向:正面道路が国内で一番臭い。普通に近寄りたくない。でもやたら混んでいる。結構なことですね。


109シネマプレミアム新宿

開館:2023年
スクリーン数:8 総座席数:752
運営:東急レクリエーション(同名系列多数)
傾向:入口がとても分かりづらい。新宿カブキhallのネオンと酔客を横目にエレベーターを目指すルートが正規なんですか? プレミアムな価格設定だが相応に環境は良く、集中したい作品なら選択肢にはなる。でも何かリバイバルばっかりやっている。


 88/189

 以上新宿10劇場、2024年2月22日の上映作品数は重複を除いて合計88本。対して同週に日本国内で上映された作品数は189本だった(数字はすべて映画.comより)。88/189が多すぎるかどうかは……。全国は調べたくありませんが、上映本数で一部の県を上回る場合もあるようです。
 なお新宿で『大室家 dear sisters』を見られるのはバルト9だけでした。

川崎チネチッタで撮影。ミニマルムービーの傑作。


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