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記2305


オリジナルTVアニメ「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふー」SPECIAL EVENT ~でっかい・いべんと・やってみよう!~

 オリジナルTVアニメ「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふー」SPECIAL EVENT ~でっかい・いべんと・やってみよう!~ 夜の部 を観覧しました。最高のタイトル。一番良いアニメイベント。

 会場の海老名市文化会館大ホール。牧歌的な立地と絶妙な小旅行感。
ロビー。手製の展示がよく馴染む。

 イベント本編の構成はライブパート→DIYしながらのトーク→生アフレコ(収録時は全員揃うことがなかったという貴重な機会)→ライブパートという順序。配信がなく見返すことはできませんが、そのことによる乱暴さすら良かったと肯定したくなります。ミッキーマウスさん、ハローキティさん、ヤクザのみなさん……。

 元々が抜群に良いOP曲「どきどきアイデアをよろしく!」(なんて良いタイトル)は、キャスト6人の生歌唱と客席のクラップによってついに完成という感。あの場にいられて良かった。ED曲「続く話」(続く話!!!!)は歌唱する2人の足取りまでも美しい物語に見えました。宝物。

 こういった作品ありきのイベントは「自分個人が作品に感じる美点」と「制作側が押し出す作品の売り」を照らし合わせる側面があるもので、ここが外れると結構辛い時間になるのですが、今回はそんな不安すら湧かなかった気がします。いわゆる制作側への信頼があるからに違いなく、さらに言えば、作品が持つ前向きさにずっと当てられているのかも知れません。

 終演の挨拶に際して、くれい役・佐倉綾音さんが仰った言葉が強く印象に残っています。大意になりますが内容は「これから作品世界のように技術が進んでも、原義としてのDIYがなくなることはないだろうし、もし皆さんにも実践する機会があれば、そのときは作品のことも思い出して欲しい」といったもの。核心です。観客としては絶対にスタンディングオベーションで応えるべきだったと今も後悔しています。というかライブ中も立ちたかった。どうにかまたどこかで歌っていただけないものでしょうか。

 プロジェクトとしては実写ドラマの放送が近付き、キャストの皆さんからはアニメシリーズ続編の熱望も語られましたが、制作発表等のサプライズはなし。すでに見えている未来とまだ見えない未来、あの場で語られた両方を信じていきたいですね。


少年と犬

 シネマート新宿で『少年と犬』を見ました。オールタイムベスト、犬オブザイヤー、最高のラストシーン。

西暦2024年、第4次世界大戦により地球上は荒廃、
遺伝子変異により女性は生まれなくなり、
テレパシーで喋る犬と少年は共に行動、
少年は地下世界に向かうが、
そこではお仕置き臨時会議が開催されていた。

映画「少年と犬」公式HP

 公開は1975年。原作は無頼の大作家ハーラン・エリスンによる同名小説。ずいぶん昔に邦訳版を読んだ記憶があり、今回も読み返してから鑑賞しました。相違を楽しめたので正解だったことにします。以下ネタバレ。

 基本的にはとんでもなくパワフルな原作の筋を真摯になぞって進む内容で、その健気さも好ましいのですが、一方で設定や描写の変更も多く見受けられました。都市・廃墟のイメージが強い原作の舞台は見渡す限りの荒野に変わり、ある戦闘で生じる火災は丸々カット、地下世界の管理ロボットは完全な人型に……など。いずれも再現すれば高コストになることは想像がつき、実際に予算を抑えるプランありきの制作だったとパンフレットに明記されています。つまり、現場の工夫が大好きな我々としても。

 愉快な省コスト描写には後続のポストアポカリプス作品(『マッドマックスシリーズ』『Falloutシリーズ』など)の原風景になったという面もあり、だからこそやはり、いま見ることで楽しめる映画だと思います。また今作の監督L・Q・ジョーンズが"血まみれのサム""西部劇の破壊者"サム・ペキンパー作品の常連として、多くの西部劇に参加してきた人物であったことも痛快です。荒野、何故か流通する銃と弾丸、勇者を拒絶する社会とサバイバルの系譜。

 版権がグダグダなのか実は数年前からyoutubeにすら本編が転がっていますが、劇場で見る機会が貴重であることに変わりはありません。おすすめ。エンディング(少年と犬のテーマ)も抜群でした。


蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』及び専用アプリ『Link!Like!ラブライブ!』を眺めています。ストーリーを適宜聞き、配信も時間が合えばリアルタイムで、合わなくても早めにアーカイブを……くらいの温度。肝心の動画配信にもう一つハマれていませんが(視聴者の反応を待たない長時間雑談などあれば嬉しいな……)、山奥の全寮制女子校で先輩と後輩をやるストーリーは流石にすごいです。ノウハウの結実。ただ事ではない。

 セリフも展開も丁寧かつキレがあり、専用アプリを良いことに一話一時間ぶち抜いてきます。暴れすぎ。シンプルにボイスドラマとして聞きやすいのも嬉しい。一つタイミングが違っていたら全力を向けていたかも知れません。頑張って欲しい。


船に乗りました

清水湾フェリー
地球深部探査船「ちきゅう」


美しい花の記録

 引き続き、8月に開催されるC102で『ガールズ ラジオ デイズ』二次創作小説本を頒布しようとしています。進捗を得たり、殺したり。はい……6月中にはどうにか……はい……。応援してくれ。5月に開かれた作品ファンの集まりに参加しなかったのは実際に広義スケジュール都合なのですが、行って人と話したら消化できてしまうかも知れないとビビった面もありました。許してほしい。
 6月に入るとコミケの当落発表です。普通に不安。考えたくない。落ちてもどこかでやりますと再三自分に念を押して今回は終わります。頑張っていきましょう。


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