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忘れるな、そして何ひとつ憂うことはない


彼と離れて1ヶ月が経った。


嘆いてもいい。それほど彼と過ごした時間が私にとって大切なものだったと言う証だから。

過去に縋ってもいい。思い出して泣いてもいい。今の私を形成する上で大切な経験だったのだから。

また会いたい、もう一度あの穏やかな日々を過ごしたいと願ってもいい。彼と過ごした2年半以上の時間や思い出は私の中に残っているから。
その思い出を大切にし、彼が私に残してくれたものを受け継いで、今後の人生を生きていくことが大切だから。


けど、忘れるな。
絶対に忘れるな。



あの日これでもかってくらい泣いたことを、
震えながら彼の家に向かった私の勇気を、
ずっと一緒にいることも出来たのに一緒にいない選択をしたことを、
周りの人に慰めてもらったことを、
心身ともにボロボロになりながら前を向いたことを、
自分で関係性に終止符を打てた事実を、
あの日の決断全てを。

絶対、絶対、絶対、絶対に忘れるな。






あの日々を救えるのは私だけだ。
あの日の私を救えるのは私だけだ。
私しか出来ない。
自分自身で正しいものにしてやれ。

前を向いて生きろ。
私は強くて、優しくて、聡明な人間だ。







そして、憂うことはない。

私は尊敬に値する勇気ある行動をした。ダラダラと続けることもできたが、自分の心と身体を大切にし、自分の人生を尊重することができた。私の行動は勇気に満ち、自信を持って自分自身を尊重できることを証明しているのだ。




だから何ひとつ憂うことはない。




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