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わたしの就活体験談① 〜薬学部に進むまで〜

もう忘れかけてたけど
今って、就職活動シーズンですね。


先日、自分の就活話を何気なくしたら
思いのほか「すごく参考になった!」
と言ってもらえたので

ちょっと振り返って
まとめてみます。


もともと、薬学部にきた理由が
薬剤師になりたい!
ではなかった、わたし。

ですが、結果として
新卒で病院薬剤師の道へ進み

現在も、転職はしたけど
薬局薬剤師として働いています。


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子どもの頃から、なぜか漠然と
「ひとの役に立ちたい」という思いがあり

『ひとの役に立つ=医療系』
という謎の理論で、笑
医療系に進みたいと考えていました。

記憶が定かではないけれど
「国家資格はとっておいたほうがよい」
と親から言われていたようにも思います。


医療系でも、いろんな職種がありますが

医師を目指していた従兄弟の勉強が大変そう→医学部はやめとこう
そんなに世話好きではない→看護師はやめとこう

という消極的な理由で絞り込み、笑
地元で通える大学の都合も考えて


高校生の頃の選択肢は

・薬剤師
・臨床検査技師
・放射線技師

の、3つでした。


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わたしの高校は
年に2回ほど、社会人の方の講義が聴ける
"出前授業"というものがありました。

いくつもある中から
第3希望くらいまで出して
10〜20人程度の少人数で受ける

その人の専門のお話だったり
その人の人生観のようなお話しだったり

普段の授業とは離れた
いろんなおもしろいお話が聴ける機会でした。


たしか、高校2年生だったかな?
たまたま出前授業で聴いた講義が

『薬が開発されて世の中に出るまでの流れ』
についてのお話でした。


薬となりうる化合物を探すまでも
莫大な候補の中から、いろんな試験をしていって

「薬の候補」となるまでに
たくさんの時間と労力が掛けられる。


やっと「薬の候補」となっても
前臨床試験でさまざまなテストを突破して

やっと、やっと
実際の人に投与されるところまで来ても

・フェーズ1:ごく少数の健康成人
・フェーズ2:少数の患者
・フェーズ3:多数の患者

と、長く大変な試験が続く。


いま、何気なく病院にいって処方されて飲む薬も
こういった選別・試験を経て
世の中に出ているんだなあと知って

なんか、すごく感動して、興味をもったのです。


その授業を受けた日、帰宅してすぐ
「わたし、薬学部に行く」
と親に宣言しました。


そこから、薬剤部を目指して
受験勉強に励んでいましたが

「薬の開発に関わりたい」
という思いが強く

ぶっちゃけ、薬剤師の資格は
オマケ程度にしか考えていませんでした。


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実は、薬学部に入って学ぶまで
薬剤師の仕事内容に興味をもったことは
一度もありませんでした。笑


中学生のころ、職場体験で
わたしは看護師の体験をさせてもらったけど
(めっちゃリネン替えた記憶がある)

同じ病院で、薬剤師の体験をしていたクラスの男の子たちは
なんと、のんびりお茶していた!!!笑

「薬剤師って、そんなに暇で楽な仕事なんだな〜」
というイメージでした笑


わたしが入学したのは2010年、
6年制の5期生。

入学してすぐに、"早期体験実習"として
薬局・病院を半日ずつ見学する機会もあり

「薬剤師って薬集めるだけじゃなかったのね」と
『お茶するほど暇で楽』のイメージが覆り
逆にすべてが新鮮でした!


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それでも「薬の開発に関わりたい」という目標は
ずっと握りしめていて


研究室選びでも
製薬メーカー開発職への就職実績のある研究室で
その中でも、開発職へ進んだ先輩が関わった研究テーマを選ぶほど。


そんなわたしが、なぜ臨床の道に進んだのか?

長くなったので、次に続きます。笑

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