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【藝人春秋Diary】水道橋博士ラジオ出演記録書き起こし ~序章~

2021年10月18日。
水道橋博士が雑誌『週刊文春』(文藝春秋)にて、2017年から2018年にかけて連載した『週刊 藝人春秋Diary』全60作を編んだ書籍として、
『藝人春秋Diary』(スモール出版)が発売された。

発売前から博士の熱量たっぷりなSNSでのプロモーションに魅了され、購入した日から止まらなくなるほどに読み進めていく。
それでもなかなか読み終わらない。なぜなら総ページ数560ページ、聖書や会社四季報かと思わんばかりの厚さだからだ。
さらに読み終わることがもったいないと感じるくらい、どのチャプターにも対象人物と博士(もしくは博士にまつわる人)との接点や展開があり、パブリックイメージ以上の深みを知ることができて、これまで興味がなかった対象人物に自然と気持ちが入りこんでしまう魔力があるのだ。

そして装幀と連載時から対象人物の挿絵を担当したのが、巨匠・江口寿史。
言わずもがな、漫画『すすめ!!パイレーツ』や『ストップ!! ひばりくん!』などのギャグ漫画を70~80年代にかけて生み出し、時代の流れにマッチした女性のイラストを描き続ける偉大すぎる大人物。

青春期を支えてくれた最強タッグの合作。
発売2日後には重版がかかるヒットぶり。(現在は第4刷に!)
それもこれも博士の仕掛けるプロモーションの効果なのだろう。

私としては、購入して読んで感想を述べ、繰り返して読むことしかできない。
でも、こんなに生み出した人々の深みと重みがある本を自分なりに何かできないかとモヤモヤしていた。

そんな時に、積極的にプロモーションで出演したラジオを聴いていて、
「番組内容を書き起こしてnoteに掲載してみようかな」
と、何気なく誰もやらないであろうことを思い立った。

CMカット、曲カット部分をYouTubeであげればいいのだろうけど、それでは言葉の意味が伝わらない部分がある。
(そもそも違法アップロードだしな)
現に聴いた番組の中で、私がこれまでに知らなかった単語が多々あった。
それを調べていくことでルーツにたどり着くことができ、自身にも新たな知識が加わるというレベルアップにもなるのだ。

果たして、どれほどの人々の目に留まるかはわからない。
それでもいい。
私が『藝人春秋Diary』と出会って、自分なりにできる思いをこういった形で表現することがやりたかったことなのだからだ。

まさに「ない」ことを「ある」ものにしていくんだ。
やらなくたっていいことかもしれない。
でもやるんだよ。

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