【MIA】Dicekrson、Cimberがトレード

こんばんは。明日の仕事に備え、そろそろ寝ようかなと思っていたころにトレードの話が出てきました。

マーリンズがCorey DickersonAdam CimberをTORへ放出し、内野手のJoe Panikとマイナーリーグの投手1名がトレードになるとのことです。

TORの目的

Dickersonは9シーズン目を迎える外野手で、今季は4月の打率が.320を記録していましたが、その後は低迷し、現在は.260で2本塁打。6月中旬には故障者リスト入りをしています。
Dickersonの怪我の間、マーリンズはチーム内プロスペクト5位のJesus Sanchezをレフトで起用。当初はヒットが出ていなかったのですが徐々に慣れてきているように感じます。
このSanchezの台頭により、外野はSanchezStarling MarteAdam Duvallがレギュラーで、Garrett CooperMagneuris Sierraがサブという構図になっており、Dickersonが復帰した際にどうなるのかは一つの注目点でした。
今季は低迷しているものの、過去には規定未満を含みますが打率3割以上を4度、20本塁打以上も3度記録しているなど、実績は十分です。トレードの駒として活用されるのはわかるのですが、現時点で怪我をしており、また外野陣は決して駒不足でなく、タレントぞろいなTORがDickersonを獲得するのは少々不思議な感じがしました。

そこで考えられるのは、TOR真の目的はCimberの獲得とも考えられます。
Cimberは右手~下手から投げる独特なフォームが特徴の投手です。
マーリンズでは主にビハインドでの登板が中心となっていますが、33試合に登板して34.1イニングを投げて防御率2.88、FIP3.32と地味な存在ではあるもののマーリンズブルペン陣を屋台骨としてしっかりと支えてくれている存在です。
現時点でリリーフ陣の防御率はMLB全体で12位と突出して悪いわけではないのですが、競合ひしめくAL東を勝ち抜くための地盤固めというところでしょうか。
完全な推測ですがCimber獲得の条件がDikersonをセットにすることだったのかもしれませんね。

MIAの目的

一方マーリンズは正三塁手のBrian Andersonが怪我で離脱。現在主に出場しているJon Bertiも復調気味ですが、物足りない感は否めません。また正遊撃手のMiguel Rojasもまだ怪我が完治しておらず、二塁手のJazz Chisholm Jrも何度か今シーズン怪我をしていません。彼らをカバーするIsan Diazは思ったような活躍ができず現在マイナー、故障者続出の際にMLB昇格していたJose Deverseも現在IL入りとなっておりました。
そんなマーリンズにとって、内野をオールラウンドに守れるPanikが加入することは 大きなメリットであるかなと思います。

また、マーリンズは現在借金11でNL東最下位となっています。このままいけばトレードデッドラインは売り手側に回ることが予測されますが、NL東は全般的に混沌気味ですので自チーム他チームの調子次第では買い手に回ることも0ではないと考えられます。
そのような中、現在のウィークポイントを補強すると同時に、チームNo.1の高給どりのDickersonを放出し財政面に余裕を持たせられる点は今後どちらへも動けるようにするためには悪くない方針ではあると思います(ただ、リリーフが数字以上に綱渡り感が否めない中、Cimberを出す余裕があるのかは疑問です…)

まとめ

以上より、TORの目的はCimber獲得によるブルペン陣強化(Dickersonの加入によって飽和気味の外野陣はトレードの弾にする?)
MIAの目的は①層の薄いIFの強化②高給どりのDickerson放出による財務面の整備
かなと考えられます。

この後また情報が出てきたらいろいろと分かる(言っていたことが見当違いということも含め)かもしれませんが、現時点でのまとめ・一部推測です。

とりあえず眠い…

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