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20221015-おそろい

昨日、中学の頃の友達と鳥貴族に行った。
鳥貴族は20歳未満だけでの入店をお断りしていて、最近はどこの店舗も年齢確認を行なっているらしい。友達は「うちいるといつも年齢確認されるの。だから、お母さんに合流するみたいな感じでうちだけは後から入った方がいいかな?」と心配していたが、私たちの地元の鳥貴族は、若くて元気なお兄さん店員にへらへらと笑いながら人数を伝えれば20歳未満でも入れるシステムなのでその必要はなかった。

友達は、飲み物として魅惑のチョコレートみるくを頼んでいた。見た目から簡単に味が想像できるし、どう考えても焼き鳥との往復は不可能なやつ。「全然飲んでないじゃん。」と言うたびに、その友達は「大切に飲んでるの!これは2杯も飲めるもんじゃないから。」と答えてきた。1杯でも無理なはずなのに、友達は魅惑のチョコレートみるく、おかわりキャベツ、焼き鳥の三角食べを見事にこなしていた。

大学生活について聞かれ、私は1万円を払って入ったバスケサークルを最近辞めた話をしたけれど、友達は7万円のダイビングウェットスーツを買ったのに、ダイビングサークルの活動に1度も行ってなかったので、私はまだえらい方みたいになってた。友達も大学生活がうまくいっていないと聞き、どこか安心もしていた。これって、マラソン大会一緒にゆっくり走ろうのタイプの安心だから良くないやつだけど。

店を出て近くの公園で話している時に、自分の靴と友達の靴が一緒なことに気づいた。そのことを興奮ぎみに友達に言うと、「だいぶ前にうちの家来たじゃん。その時に玄関にある靴をうちのお父さんが見て、気に入って自分の分とうちの分を同じやつ買ってきた。」ととんでもない事実をさらりと伝えられ、反応の仕方が分からなかった。知らないうちに友達、友達の父、私の3人でおそろいやってたってことですか?これ書いてる今でも普通に信じていない。とりあえず私がこの靴を友達の家にまた履いて行けば、玄関には白NIKE靴が3足並ぶことになるらしい。

帰り道、友達が「うちトリセツ強い女ver歌える」と言ってきたので歌ってもらったら、Adoを意識しすぎた西野カナみたいになっていた。友達にとって、がなり声=強いなんだろうな。こんなことを書くと、私が、がなり声=Adoだと認識しているみたいだけど、別にAdoを馬鹿にはしてるつもりはないです。友達は、サビに入ると同時に自転車を力強くこぎだした。電動自転車だから、初速が速くて追いつけなかった。私も強い女になりたいな。

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