中学の頃の友達の家に行った。友達は私のことを名字で呼ぶし、私も友達のことを名字で呼ぶ。女子は下の名前で呼び合うことが多いからこれって少し目立つのかもという話にはなったが、今更下の名前で呼び合うのも照れくさいので現状維持でいこうという結論になった。

友達は、熱心なカープファンで服にこだわりがない。何を着ればいいのか分からないらしい。今日は、中学のジャージを履いて真っ赤なTシャツを着ていた。

superdry.極度乾燥(しなさい)と書いてあるリュックが部屋にはあった。リュックだけでなく服も持っていて、服には、「手は最　良い東京　製造所を作」とGoogle翻訳の方がましに思えるような日本語がプリントされていた。友達が言うには、superdry.極度乾燥(しなさい)はアサヒスーパードライに商標を取られているから日本では売ってないらしい。「うちは良いと思っているんだけど、みんなに極度乾燥(しなさい)って何？って聞かれるの。」と友達がしょんぼりとしていたのがおかしかった。

布団のシーツがもこもこの冬に使うようなものだったので、「今はもう暑いんじゃないの？」と聞くと、「だから、私は今半袖半ズボンなの。自分が調節するしかない。」と返された。「そんなわけないだろ。シーツを変えろよ。」と思ったが、友達のそういうところが好きなので、「そうなんだ。それは大変だね。」とだけ言った。

別れ際に、友達は、あと3個くらいは残っていると言って、使いかけのミスドのドーナツ10個引換券をくれた。明日は、その引換券でドーナツを食べに行く。