インターネットで知り合った友人のうちの1人と会った。

お互いめんどくさい性格なので、待ち合わせ時間になっても服装とか特徴を教えようとしなかった。

会う前は、相手がどんな顔をしているのか全く想像できなかったけど、待ち合わせ場所に行ったら、明らかにそいつと思われる人がいたし、実際そうだった。白いトートバッグは持つな。

聞き慣れた声が実際に横から聞こえるのはなんだか不思議な感じがした。こんな感じで今話しているけれど、無職だし福島の実家に来週には帰るのかとも思っていた。別れ際に渡すために買った太宰治のグッドバイをカバンに忍ばせたまま、何知らぬ顔で会話をした。

友人は、初コメダでみそかつパンを頼んで苦しんでいた。予想よりも大きいで有名なのに。
来れなかったもう1人の友人に残しておこうかなとか言って、最後の１つをなかなか食べ始めなかった。

私は、自分より背の高い人とエスカレーターに乗る時は自分が高くなるように先に乗る。今日は全て成功したなと思っていたら、向こうも身長差がちょうどよくなるようにエスカレーターに乗ることを意識していたらしい。エスカレーターのこともそうだけど、相手が振り返るかもしれないので別れた後に一回振り返るとかそういう思考が同じだったのが分かった時は、だる〜ってなった。

2人で写真を撮ろうと私からツーショットをお願いしたのに、帰り道に写真を見ていたら私達が写真撮るのってなんか違うかもとふと思い消してしまった。若干ブレてたし。

この友人達と会って、日常がちょっと楽しくなった。受験期、塾終わりにLINEを見るのが楽しみだった。私は、ありがとうを言える人間なので、ここに感謝の気持ちとかを普通に書く。
早く東京に来てくれ。