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松代守弘制作ノート

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小説「拷問人の息子」シリーズや、連作短編「カマキリの祈りよ、竈神へ届け!」シリーズの制作にまつわるエッセイや、日々の雑感などをまとめたマガジンです。
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記事一覧

バッファロー正規データ復旧サービスを利用しました

接続し、認識はするけどパスワードが通らなくてデータが読み書きできないNASがありまして、長…

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転生ファンタジーのキャラは豆なんか食べないんですよ! とじゃがいも警察は言った。

遥か遠い昔、まだツイッターがツイッターと名乗り、投稿をツイートと称していた頃、自分は「転…

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キャラクタ紹介:メルガール(Julio Francisco Amado Melgar)

・概略  メルガールは、非神子へ転生した帝国人です。  物語開始時点では機械化異端審問官(…

マカロニウエスタンに触発されて書く小説の話

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト 小説「拷問人の息子シリーズ」はクトゥルー…

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キャラクタ紹介:エル・イーホ(El Hijo)

 小説「拷問人の息子」本編の主人公です。  父親は伝説的な拷問人のエル・ハポネス(El Japo…

Si estás vivo Dispara 帝国における各種小火器

 小説の本編ではメルセデスとヘルトルーデスが拳銃や小銃の腕前を披露しましたが、帝国世界で…

帝国世界における奇跡術と葉巻 El imperio del tabaco

 帝国の奇跡術はあらゆる傷病を癒やし、すべての水や食料を浄化するばかりか、品質や量はともかく水や食料そのものも「無から創出」し、さらには天候を制御したり乾いた大地に泉を湧かしたり、はたまた手紙などを転送する通信の役割をも担っており、文字通りの意味で人びとの生活に欠かせない存在です。つまり、帝国とは奇跡術という土台の上にそびえ立つ世界とも言えます。  その奇跡術において極めて重要な存在だったのが葉巻です。  奇跡をもたらす儀式において、術師は葉巻をふかして祭壇や奇跡の対象者、転

El hijo del torturador y su hermana 拷問人の息子と、その姉妹

姉妹作となる『ヒヅメ坂の子供達』について  館山緑さんの小説『ヒヅメ坂の子供達』あとがき…

帝国世界の料理 副菜編

はじめに:医食同源という概念を全く持たない帝国人 帝国世界の食事を語る上で、どうしても避…

帝国世界の料理 主菜編

畜産や狩猟採集、漁業を軽んじる帝国人 帝国世界では、奇跡術を駆使する司祭たちが「食材もポ…

帝国世界の料理 主食編

奇跡術がもたらした影響 奇跡術を駆使する司祭たちが、物質を転移したり複製、あるいは創出す…

拷問人館の台所

本文  小説「拷問人の息子」には、主人公のエル・イーホがメイドのヘルトルーデスらとともに…