noteキッカワさん取材_

みんな悩んでるけど、どうしてるの!? 美容師の「職業病」

美容師の職業病と言って思い浮かぶ「あれこれ」についてCocoonスタイリストのキッカワミワさんが自らの経験と、その対処法を教えてくれました!

美容師なら、街を歩いている時、電車やバスに乗っている時、など人がたくさんいる場所ではつい、近くにいる人の髪を見ますよね。
つむじが後ろにあるなあ…、とか。
なんでそんなに前髪狭いんだろう…、もっと広くしたほうが骨格に合うなぁ…、とか。
反射的なクセでもありますが、これは“考える力を養うための練習”でもあります。
もし、前を歩いている人に自分がカラーをするなら、スタイリストのお客様を見て、どんな提案をするか、「自分だったら?」を想像することが大事、と、アシスタント時代に先輩から、考えることの大切さを教えてもらっていました。
アシスタントの時は正直、誰とも喋らず、どこにも行かず家から一歩も出ない休日もありました、というかほぼ。笑  いっぱい寝て休んだはずなのに、次の日のテンションが何故だか上がらない、、、お客様と話が弾まない、、、今日元気ない?疲れてる?なんて聞かれてしまう事も、、、体力も無くて、無意識にオンオフの切り替えができていないコンディションムラがある時期がありました。切り替えが出来ないなら、ずっとONにしているべし!と師匠が一言。確かに、、、どんなに疲れていてもお客様には関係ないし、担当者が毎回テンション違ったら、お客様は嫌ですもんね。。自分の体力を伸ばさなきゃ!とコンディションがいつもと違ってはダメだ!と寝たい気持ちを抑え、意識的に、いつも通りに起きて外に出て人に会って、話したりアクティブに過ごしたりという休日を過ごしています。人に会うと自分のコンディションが今どこにあるのかが、分かってくるんです。
お客様って敏感だから、前回とキッカワさん違うかも、疲れてるかもって思ったら、もう来てくれないものだよと先輩にも教えて貰いました。
そういう日を繰り返すと、自然にオンオフが切り替えられる様になり、美容師として体力も付いた様に思います!
美容師の職業病の代表「手荒れ」に悩まされた時期もありました。
食べもの?睡眠不足?薬剤?など、色々考えられるのですが、様々な要因があると思うので、いまだに原因はわかりません。
プレッシャーなど気持ち的な部分も結構大きかったのかなと思います。
アシスタント時代、8年くらい手が荒れていたのですが、それで美容師を辞めようなんて思ったことは不思議となくて。
手荒れで辞めるなんてもったいない、絶対治る!!と自分に言い聞かせていましたね 笑。
仕事中もマメにクリームを塗る、手を洗う、大スキなチョコレートや
スナック菓子はガマン、お酒も控える。もちろん皮膚科の病院にも通い、
いつか治ると信じて続けていました。
お客様からも「手、大丈夫?」と心配されることもあり、「また言われちゃった…」と落ち込んだ時もありましたが、スタイリストになったら自然と治ったんです!だんだんと任される事も多くなってきて、仕事を「楽しい」と思い始めてからですかね。
その間、周りのスタッフが私をサポートしてくれました。
空いている時は、「今日は手荒れがひどいので、シャンプーを休ませて
いただいてもいいですか?」と自分から言える環境があったことが本当にありがたかったです。
「いいよ、シャンプー入らなくて!」って、一言がとても助かったのを覚えています。
自分の事は自分にしかわからないから、人に心配してもらうのを待つのではなく、自分から状況を説明して周りの人に理解してもらう。言いづらいことではありますが、自分から言う事、そして理解してもらう事が大事だと気付かされました。
そういう支えがあったからこそ、美容師を今、続けることができているのだと思います。
「手荒れ」は深刻な問題ですよね。1人で悩まず、周りの人に話して、乗り越えられたのが、一番良かったかなと思います!!

ライター 森永泰恵

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