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「あなたじゃなきゃ」と言われたい

こんにちは! はじめまして。

私たちは、2年ほど前から女性美容師さんとともに新しい活動をスタートさせました(活動の詳細については、少しずつ綴っていきます!)。
活動の中で見えてきた女性美容師さんの切なる想いは、「大人にキレイと未知を」
これから、いろんな女性美容師さんとの触れ合いを通して、少しずつこの活動について綴っていきたいと思います。

まず初めは、東京の美容室激戦区で働く人気女性美容師5人が、うれしかったこと、落ち込んだこと、みなさんにお勧めしたいこと、美容師あるあるなど、様々なことを書いていきたいと思います。

第一回のテーマは「この一言で、救われた」です。
美容師をやっていると、お客様や先輩たちからの何気ない一言で勇気づけられたり、美容師をやっていてよかった!と思ったりするもの。
そんな“ちょっといい話”をお届けします。

「休んでいても、気にしてもらえた」

美容師を続けられるのは、お客様やスタッフの言葉にいつも救われているから。「キッカワさんに会って元気になった」「いつもありがとね」自分個人を認められたような感じがします。自分が休みの日にあるお客様が「あれ、今日キッカワさんは?」って言ってたよ、とスタッフから聞くと、すごくうれしかったのを覚えています。美容師ってつくづくいい仕事だなって思う瞬間です。

**アシスタント時代に仕事のことで悩んでいる時も、先輩に相談したら

「そんな風に思わなくて大丈夫」って言ってくれたことがありました。「このお店であなたにはちゃんと役割があるし大事な存在なんだよ」と言われて、自分の居場所を見つけられたような気がして。サロンのスタッフとは家族以上に一緒にいるので、すぐに変化に気づいて声をかけてくれたり、気にかけて頂いたことで、救われたことがたくさんありました。美容師になって12年、今は自分がどうしてもらったかを思い出しながら、後輩、スタッフに接するようにしています。**

「“小池さんがいるから銀座に来るのよ”」

美容師は人に感謝される仕事です。とはいえ、アシスタントの頃はあまりそんなことを考えている余裕がありませんでしたが、スタイリストになった時に、お客様が「この前来たあと、周りからすごく好評だったのよ」と言ってくれた時は、美容師としてとても喜びを感じました。

私は元々原宿店で働いていたのですが、銀座店に異動になった時に「小池さんがいるから銀座に来るのよ」と言ってわざわざ来てくれたお客様がいて。その人は原宿のほうが家から近いのに。ふとした会話の中でそれを聞いて、本当にうれしかったです。

「サロンを転々としていた方からの言葉に感動!」

「阿形さんがいてくれてよかった」「会えてよかった」この言葉は、自分に似合う髪型がわからず、サロンを転々としていた方の言葉です。似合う髪型にしなくても、なりたいものを言ってくれれば、それに似合わせるのが私の仕事ですし、似合う髪型は何パターンもありますし、顔型とか顔のパーツだけで似合う、似合わない、ということでもないですよ、ということをカウンセリングでしっかり話をし、納得して切らせてもらいました。それ以来、NORA Journeyに通ってくれるようになり、この言葉をもらいました。お客様の言葉をまず肯定することから入りつつ、そのお客様のなりたいイメージを見つけ出して提案するという私なりの真摯な思いが伝わって、「あー、よかった!」と思いました。

「“大坪さんじゃなきゃ”が励みに」

アシスタント時代、私がいたGARDEN原宿店はとても大きなお店だったので、普通のことをしていたら埋もれてしまいます。シャンプー指名もありましたから必死で頑張り、「気持ちよかった」と言ってくれたお客様には「私、大坪っていうんですけど、またいらした時は…」と精一杯、アピールしていました。アシスタントはお客様を選べないので、お客様に選ばれることが大事だと考えたからです。

その甲斐あってか、「カラーは大坪さんで」と言われることが増えてきたりして、お客様から仕事がもらえた瞬間に、自分がコツコツやってきたことが認められた気がして、それがすごく励みになりました。

スタイリストになってからは、「やっぱり違うわね!」「大坪さんじゃなきゃだめだわ!」と言われることがうれしくて。アシスタントの時とはまた違う重みがあります。店舗を異動しても、「ほかのお店に行かないでくださいね」「私、どこでもついていきます」と言ってついて来てくださる方もいて、それは本当にうれしいです。

「“あなたに髪を切ってもらいたい”」

色々ありますが中でも印象に残っているのは、私がデビューした時、先輩のお客様が私を指名してくれた時のことです。「(先輩の)〇〇さん以外で髪を切ってもらいたいと思ったのは、津村さんが初めてよ」と。シャンプーやマッサージだけではなく、カットまで任せてもらえたことがすごくうれしかった。アシスタントの時から、スタイリストのお客様を自分のお客様だと思って頑張ってきて本当によかったと。その方は今でも通って来てくれています。

先輩のお客様を取った、というようなことは全然なく、逆に先輩のお客様だと思うと緊張もしましたし、より大きな責任がある、先輩以上の技術で頑張らないといけない、と感じていましたね。すごいプレッシャーはありましたが、その先輩は「がんばってー!」って、気さくに声をかけてくれて。そういう先輩がいてくれてよかったなと思います。

美容師は大変な職業です。技術の習得のみならず、お客様からの信頼を勝ち取っていかなければなりません。毎日が勝負、という厳しい世界の中で、お客様や先輩からかけられる言葉は、胸に刺さります。美容師に限らず、自分が必要とされていると感じられるとちょっと前向きな気持ちになれますよね!

次回は、女性から圧倒的な支持を得ているUn ami 津村佳奈さんが
「“共感力”こそ女性美容師の強み」について熱く語ってくれます。
乞うご期待!

ライター 森永泰恵

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