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サロンの中と外で育む。それが教育

“今どきの若い子は怒るとすぐ辞める”
よく聞くフレーズですよね。
ではどう接していけばいいのか。
あるサロンの実例をどうぞ。

Figaro AVEDAトップスタイリスト 小川幸乃さん

スタッフ教育はうちの会社の大きなテーマであり、頭を抱えている部分でもあります。
私たちの頃は4~5年かけてやっとスタイリストになるというカリキュラムでしたが、今の時代は2年でジュニアスタイリストになり、4年で本物のスタイリストにしようというカリキュラムに変わりました。
そうなった時、人間力がなかなかついてこないんです。

私は、スタッフにどれだけやりがいを持たせてあげられるかが大事だと思っています。
会社としては、SNSを使って低単価でも自分のファンを作っていくことを目標に掲げているので、カットやカラー、まつエクのモデルを探してきて自分のファンを掴み、その積み重ねで実力をつけていくということは、やりがいの1つになっていると思います。
あとは、営業を通して、あるいは営業後に、どれだけコミュニケーションが取れるかが鍵になってきます。

今の若い子は仕事が終わったら帰るという子が多いのですが、営業を通して美容師という仕事を楽しんでもらい、営業後にレッスンしたり、みんなでごはんを食べに行くことも、大事なコミュニケーションです。
私が駆け出しの頃はよく先輩に怒られましたが、今それと同じことをしたら辞めてしまいます。
いいことと悪いことの区別をして叱る時は叱りますが、あとからフォローはしてあげないといけません。でもどちらかというと、褒めることを多くしています。
モチベーションを上げられるような言葉使いをするようにも心がけています。

すると今度は、入りたての子より数年先輩の中間世代の子から
「私たちの時と違いますよね」と言われるんです。
私からしたら、かわいいから、できるようになってほしいから色々言ってきたわけで。
もっとやさしく言ってほしかったと思ってるかもしれないですが、それでもついてきてくれている子たちに関しては、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがたいなと思います。
中間世代の子たちも、いちばん下の子たちも、次に入ってくる子たちにあまりキツイことを言ってはいけないと思ってくれていると思います。

以前、忙しい営業中のピリピリ感がどうしても出てしまい、後輩たちにしんどい思いをさせてしまったことがありました。
それは反省点ですね。もうちょっと意識しないといけないんだなと思いました。忙しさでピリピリするというのは、立場が上になればわかるかもしれないですが、なかなか下の子はわからない子も多いので、そこでのコミュニケーションがもっとあったら、「忙しいからこうなんだ」というのをわかってもらえたと思うんです。
そこをわからずにお互いが勝手なことを思っていた。
それが結局失敗になっちゃうのかなと思いました。

今年はうちの店舗に1年目の子が3人いるのですが、3人いるのでお互いに切磋琢磨してがんばってくれています。
他の店舗はみんな1人ずつの配属ですが、今の若い子のすごい所は、同期同士でLINEなどを通じてごはんに行こうとか、同期会的な集まりが自然と組まれていることです。それは心強いと思います。
同期の中で不安な子がいても、「がんばろうよ!」とお互いに声を掛け合ったりして、そこで助けられている部分もすごくあると思うんです。
愚痴も言いたくなるでしょうけど、愚痴を言い合うと悪い方にしか考えなくなってしまうし、それを言ったところでいいことはありません。
相談したいことは上の人に言ってねと。言いやすい環境は作れていると思いますが、いつも愛情を持って接する気持ちを忘れてはいけないと思っています。

ライター 森永泰恵

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