246.消えゆくお葬式
小学生の頃(1966年-1971年)私が初めて人の「死」に接したのは、小学2年生の時のことでした。近所の子どもが水に落ちて亡くなったのでした。
近くにあった用水路は普段水は通っていませんでしたが、2メートル四方ほどの一箇所だけが深くなっていて、そこにはいつも雨水が溜まっていました。子どもたちはみんなそこをタニシの池と呼んでいました。深さは子どものふくらはぎ程度の浅いものでした。当時はみんな半ズボンやをスカートをはいていたので、時々水の中に入って、タニシを取ったり虫を捕まえた