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旅行業界で働いている旅好きによる、GoToトラベルについてのひとりごと。

こんにちは。本とエシカルライフの人です。
突然ですが、このnoteを読んでいるあなたは、旅行はお好きですか。

私は某ホテルグループで働いており、また私自身旅行が大好きな人間でして、隙あらば国内外問わず旅情報をウォッチしています。

ここ半年ほどの間は、
旅行業で働く立場としても、
旅行が趣味の一個人としても、
というかどの立場の人であってもとにかく慌ただしく、ぐわんぐわんに不安定でしたね。


メンタルが擦り切れて
(ああ…どっか遠くへ行きたい……って出かけちゃだめなんだった……なんてこった……レ・ミゼラブル…)という嘆きスパイラルに陥ったの、私だけじゃないよね?

旅が生きがいのみなさん、我々はよく耐えてきたよ。
ほんとに。

楽しみにしていたお出かけもイベントも軒並み中止になってしょぼくれているところに、GoToトラベルキャンペーンが発表されたのは…いつだったっけ。
7月?6月??

以降、私の職場では対応に次ぐ対応、「現時点では詳細が未定のため、我々ではお答えできません」という言い訳をしまくった。一生分言ったし、なんなら現在進行形で言い続けてる。

個人としては、キャンペーン発表されてすぐに
「最高じゃーん!!」と思って計画を立てたものの、
一向に増え続ける感染者数のニュースを見るうちに
(まって。今この状況で、そんな気軽に行ってほんとにいいの?)
と思い留まり、我慢していました。

しかし当然ですが弊社へのご予約件数はうなぎ登り
=職員の忙しさもストレスもうなぎ登り。
事業内容が日ごとに変わるものだから、現場は毎日パルプンテ。
(解決策もなく感染者は増え続けてるのになに考えてんの!!??てゆーかマスクいらねーーーーーーーーーーーー!!!!!)
そんな風に発狂する思い出でいっぱいだった2020年の夏…

そして8月某日、とある用事ができたためちょっとばかり遠出をすることになった私は、ふと思ったのです。

もういい。もう、いいだろう。
ここまでよく耐えた。
アホのように積み重なる書類の山との格闘で、身も心も疲弊し切っている私に必要なのはバカンスだ。
遊ぶことだ!
行きたい場所に行くことだ!!!
休みとって泊まりで遊んでこよう!!!!!

ということで、用事ついでに鎌倉まで足を伸ばして遊んできたのだけど、
これがもう

信じられないぐらい楽しかった。

電車でガタゴト揺られることがすでに楽しかったね!!(園児)
あの瞬間私の身体からはアドレナリンとα波が同時に出ていた。
江ノ電ってなんであんなにときめくの??


1日目:用事のため降り立った町にて。

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“外出先の空がいい感じ“というだけで高揚感がすごい。

用事を終えて、お世話になるホテルへ向かう。泊まったのは藤沢駅近くの8HOTEL

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ビジネスホテルではレジャー感がなくて味気ないし、とは言えゲストハウスっていう気分でもなかったから、めちゃくちゃベストプレイスでした。
がっつりGoToトラベルのクーポン使ったったぞ。

受けとろう。
そこに恩恵があるならば。

晩ごはんは、ふらっと入れてのんびりできそうなとこを見繕う。
こういうときに大事なのは、料理よりもお店の雰囲気。
1人だからね。“行きたい“、ってピンとくるかどうか……で、ビンゴ!!

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さわやかな店員さんに勧められるまま頼んだ季節メニューの冷製パスタ。
おいしかった〜〜〜!!
冷製パスタってあんまり好きじゃないんだけど、麺が細くてそうめんみたいだったから違和感なかったし、それに合うように味つけされたお肉が絶妙〜〜〜!!

撮りそびれたけど、ソファ席もすてきだったよ。また行きたいなあ。

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翌日は、目の前を江ノ電が走っていくという“ヒャッハーロケーション“(いま作った造語)、ヨリドコロから始まり、

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(人生で1番最高の朝ごはんだった…卵が信じられないくらいおいしかった…!!もちろん干物も!!)

友達と合流して鶴岡八幡へお参りし、すてきなイタリアンレストランへ。

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魔女の宅急便のような世界。
オステリア・コマチーナ

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おしゃランチタイム〜〜〜〜楽しい……!

そして海へ。

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魚がいる!!!とはしゃぐ三十路×2(園児再び)
さんざんはしゃぎたおし、

「おやつ食べたい。」
ってことで小町通りのイワタコーヒー店へ。(やはり園児…)

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いちじくの季節のパフェ。「おいしい!」という感想以外出てこないほどのおいしさ。
ホイップクリームは幸せの味がした。

そんなこんなでかけ足で巡った滞在だったけど、ものすごぉぉぉぉぉく、気持ちがリフレッシュした。
こんな風に、気ままに行きたいところに行くことを、ずっと欲していたんだなあ。

別に、
喫茶店に行かなくたって死なないし、
ランチもおしゃれなお店で食べなくたってお腹いっぱいになるし、
移動することも、ホテルに泊まることも、
生きてくために必要なわけじゃない。

でも、
そういうものが全部無くなると、

気づかないうちに心が死んでいってしまうんだ。

ホリエモンが『人間って不要不急のことで生きるもんなんじゃないの』って言ってるのを見て、「いや、ほんとですね…」って口に出してしまった。



私の会社は運よく息を吹き返してるだけで、
業界全体で見ると、やはり経済の落ち込みは相当のものらしく、
コロナショックで倒産してしまった会社も一つや二つの話ではないらしい。

多少の感染リスクは承知のうえで、苦肉の策だろうとしないよりかはマシな政策なのかもしれないな…と、今では思います。


明日18日、東京(都民)もGoToトラベルキャンペーンの対象となる正式な発表があるということで、
都内の友達とGoToする気満々のわたしですが、

滞在するときは、
ちょっといいお酒をたのむとか、お土産を買うとか、
お金を使うことを意識してみようと思います。

「お金を払う」ことは、「応援」に直結するものね。

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