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渦中にいない

人の尊厳や命が理不尽に奪われる出来事が明るみに出て、多くの人が悲しんだり、怒ったり、声をあげている。

誹謗中傷による自死
差別からの暴力

ある人はショックをうけ、またある人は議論する。

私はというと....
もちろん、これらのことはあってはならないと思うし、加害者は四の五の言わず己の言動を顧みなければならない。

人を不当に扱うことは絶対に許されない。

...とは思うのだけど、どれだけ大きなニュースであっても、どこか他人事のように感じるというか、
ピンとこない感覚があるのも事実で。

たとえば、警察官の暴行により亡くなったアメリカ人について。

わたしは、人種差別をする方もされる方もあまり知らないのだ。

人種差別がよくないことなのはわかる。
だけど自分がその被害にあったこともなければ、
被害者や加害者が身近にいたわけでもない。

誹謗中傷もそう。

わたしは渦中にいないのだ。

だからあまり熱をもって発言できないというか、
どこか一歩引いた目で見てしまう。

多くの方々が、
亡くなった被害者のことを考えている。

どうすればこのようなことが起きなくなるのかと考えている。

渦中にいない私も、せめてその人たちの姿を受け取っていきたいと思う。

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