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拝啓、

気力がない。
なにをする気も起きない。

ごはんを食べることすらめんどくさいと感じてしまうときは生きることに後ろ向きになっているときだ。

似たような日をこれまで何度か味わっている。
だから(人生が続くなら、こんな夜をあと何回も繰り返すことになるんだろう... ああ、嫌すぎる。あと5年くらいで人生終わってもいいんじゃないか)とか、わりと真剣に考える。

これはアレだ、「がんばらなきゃ!」とか言ってムリヤリ気合いを入れがちになるけどそういうのってかえって逆効果で、余計にメンタルが削られていくということが年々わかってきた(自分調べ)

こういうときはひたすら現実逃避をするにかぎる。

マンガを読むか、映画を見るかだ。
パジャマのままで、買いだめしておいたお菓子をごはんがわりにムシャムシャ食べて、飲み物を買いに行くのもめんどくさいので、水とか飲みながら。

生きること自体に気力がわいてこないとき、
「努力、友情、勝利」的なエネルギッシュなストーリーを呑み込む余裕もないのでできるだけだらだらしてたり静かめなものを見るのがいい。

今日はセトウツミという映画を見た。

男子高校生が川原でだべってるだけの映画。

とても良かった。

「自分、しょーもな。。。」という気分にずぶすぶと足をひっぱられ、爆発もせず形にもならない中途半端な鬱憤を優しく溶かしてもらったように思う。

主演の池松壮亮さんが、
(なんかキラキラしてなあかんのか。)

(クリエイティブなことせなあかんのか。)

(この川で、暇を潰すだけの青春があってもええんちゃうんか)

って言うとこ、

このセリフを求めてるすべての人に、どうか届け。

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