OpenRadiossのGUI構築(1) 構想編

本記事はオープンCAE Advent Calendar 2023の25日目の記事です。

はじめに


OpenRadiossの講習会なども実施させていただくようになり、インプット作成の仕方を説明していると、やはり作業援用のツールが足りないと思いました。

公式のConfulenseを眺めているといくつかのGUIについては記述があります。
https://openradioss.atlassian.net/wiki/spaces/OPENRADIOSS/pages/58785793/Latest+gui+scripts

ただ、なんとなく入門者が欲しいのは、これより以前のインプット作成の方ではないかと思い、講習会や勉強会で意見を吸い上げながら作るGUIを自分で作りたいと思ったのが始まりです。

構想

PrePoMaxなどの商用ライクのGUIを作ってみたい気持ちもありましたが、技術力と時間の制約で今のところは断念しました。むしろ、今必要なのはかゆいところを搔きにいくツール集ではないかと考えます。なので作るGUIはツール集として開発してみる。

開発環境

Python+Fletで検討予定。将来的にはpipで入るようにしたい。講習会ではembeddedでPython語と配るなどもできそう。

画面構成

Fletがタブで構成されたGUIが作れるので、左側からインストール、メッシュ、条件作成、計算実行、可視化の順でツールを並べていく感じで考えています。
インストールの項では複数のツールを入れる必要があるので、それをアシストする画面にします。
メッシュでは特にGmshの変換についてはツール化しておきたい。計算実行も。
あと、ハンズオンなどではノートPC一つで来る方も多く、作業と資料を同時に開いて実行しにくい方もいるので、GUIに操作を書くくらいの勢いで作ろうと思っています。
実務より、カッコよさは捨てたGUIにしようと思います。暫定版については1月頭までにはリリースしたいです。

Github

とりあえず作りました。ツール名をダサくするのは個人的な趣味です。

開発については、今後、noteで進捗を発信していきます。

最後に

本年度はOpenRadioss推しということで、進めてきていろいろな方に興味を持ってもらえるような活動が少しはできたかなと思っています。引き続き来年も活動を行っていき、勉強会等でOpenRadiossの発表が増えればいいなと思います。まだまだやれることは多いと思います。VSCodeの拡張機能も更新していこうと思います。

それでは皆様、よいお年を!

いつものサンタの計算です。

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