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若山照彦は小保方晴子にだまされた被害者などではない

【NHKに抜かれる】

 その日の午後7時、NHKのトップニュースに科学環境部内は騒然となった。共著者の若山照彦・山梨大学教授がこの日、STAP細胞論文の取り下げを共著者に呼びかけたというのだ。しまった……。私は痛恨の思いに唇をかんだ。テラトーマ画像の疑義について、若山氏にはまだ、問い合わせをしていなかったのだ。

 「すぐ若山さんに電話して!」。(中略)

 受話器を押さえ、「つながりました!」と叫ぶ。永山デスクの指示で、八田記者が朝刊一面用の原稿を書き始めた。

 若山氏によると、論文取り下げの提案は、チャールズ・バカンティ米ハーバード大学教授らを除く国内の日本人共著者に、メールで一斉に送った。理由は博士論文の画像の酷似のほかにもあった。

 小保方氏は2012年12月、CDB時代の若山研究室であった週の一度の成果発表の会合でも、発表のスライドで問題の酷似画像を使っていたのだという。

 「プリントアウトした発表資料が残っていたんです。研究室の中の発表なので、公にならないデータだから、イメージとして違う写真を使うことがあってもいいんですが、その場合は断りを入れる。(小保方氏から)そういう説明はありませんでした。本当のところ、ショックを受けました」

 事実なら、小保方氏は、最新の実験データを発表しあうはずの内輪の会合でも、まったく違う実験の画像を紹介していたことになる。 須田桃子〈捏造の科学者 STAP細胞事件〉より

✔️【真相〈被害者は小保方晴子のほうである〉】

 これ以外にも〈捏造の科学者 STAP細胞事件〉には、あたかも若山照彦がだまされた被害者のような記述が多く出てきます。

 が、真相はまったくの逆であることは、小保方晴子の〈あの日〉の中に詳しく書かれています。

 少し長くなりますが引用します。

 さらには4月に入り、入院中だった私のもとにKahoと名乗る人の情報を教えてくれた共著者の1人から電話があり、笹井先生から記者会見での説明のために、さらなる解析の協力を頼まれたが、2人のGDに止められた。「なぜ共著者が科学的証明のために手伝うのを止められるのか理解できない」と泣きながら訴えてきた。

 このような経緯があり、若山先生以外の理研の著者らは、著者みずからで再解析をおこない検討することをできなくされていた。そのために、のちに発表される次世代シーケンサーのデータに関する疑義なども、すべてが外部からの告発という形態がとられることになり、理研の著者らはまったく身動きがとれない状況に追い込まれていった。

 その一方で、著者の中で若山先生だけが自由に自分が所持しているサンプルを解析し、自分の意見を社会に向けて発言することが許されていた。そしてその行為があたかも研究者の模範のように取り上げられていた。解析されている細胞を作製し、保存していたのは若山先生だったにもかかわらず、理研内の著者だけが調査対象とされ、サンプルに触れることも許されなかった。もし理研内の著者らにも平等にみずから再解析する権利を与えられていたなら、社会の反応はどう変わっていただろうか。

 2014年3月25日、小保方に渡したマウスと若山先生が解析したSTAP幹細胞のマウスの系統が違うとの報道が出た。理研に保存されているはずの凍結細胞サンプルが山梨で解析されたという報道から、私はこのとき、若山先生が冷凍庫内の私の名前が書いてあるサンプルボックス内から、凍結保存されていた細胞サンプルを抜き取って山梨に持って行っていたことを知った。若山先生の指導下で実験をおこない、共著者である私にはなんの連絡もなくいきなり報道機関に発表されたことに対する悲しみは大きいものだった。

 その上、報道内容はすべて若山先生からの一方的な情報のみに基づくもので、実際に若山研で解析されたとされるSTAP幹細胞がどれで、どのように保存されていたのかも不明だった。私は渡されたマウスで実験をしており、マウスの系統を管理していたのは若山先生だったので、若山先生から突然、「小保方さんから渡したマウスとは違う系統の細胞を渡された」と報道機関に発表する意図が理解できずにいた。理研の中では、「若山先生はどうして遺伝子を解析すれば自分の想定とは違う結果が出るかもしれないと予想できたのだろう。いったいなんの細胞を解析したんだろう」と不思議がる研究者もいた。しかし、当時のテレビでは「捏造ですね」と断言する、専門家を名乗る人たちも登場した。こうして、まるで私が恣意的に細胞をすり替えたのではないか、と世間に邪推させるための最初の伏線が敷かれた。

 ……これで若山照彦が卑怯な裏切り者であることがわかると思います。

【まとめ】

 ●若山照彦は小保方晴子にだまされた被害者などではなく、事実はメディア報道とは真逆。


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