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貫井徳郎〈神のふたつの貌〉読書感想

1つまらない
2普通
3おもしろい
4すごいおもしろい
5神

 貫井徳郎の〈神のふたつの貌〉を読みました。評価は「神」。

 貫井徳郎の作品なのでミステリーやサスペンスかと思いきや、まったく違うタイプの作品でした(専門的には「イヤミス」というらしく、ミステリーの一種ではあるようなのですが……)。

 ミステリーやサスペンスを期待していたので、おもしろかったかおもしろくなかったかと聞かれれば、おもしろくはなかったです。

 が、それでも評価は「神」です。

 小さな田舎町のクリスチャンの家系に生まれた少年を中心に、多様で複雑な人間模様が展開されます。

 基本的にいい人ばかりが出てくるのですが、心温まるヒューマンストーリーというわけではありません。

 こればかりは読んでみないとわかりません。

 「こんな世界があったのか……」と、しばらく呆然自失となるでしょう。

 

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