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九州大学に正式提出された千島学説論文が10年間放置されたエピソード

【赤血球がほかの細胞に分化する瞬間】

 千島喜久男が「赤血球がほかの細胞に分化する瞬間」を初めて目撃したのは、1940年、九州大学農学部の研究室でのことでした。

 しかし、ドイツの病理学者、ルドルフ・ウィルヒョウの「細胞は細胞分裂でのみ生じる」という考えが科学の絶対律として君臨していたため、千島喜久男は自分が見た光景を信じることができませんでした。

 が、何百枚もの顕微鏡用標本を作成、顕微鏡を何回覗いて調べても、胚子細胞は分裂せずに赤血球から分化していました。

 千島喜久男はこの事実を論文の指導教官である丹下教授に報告し、1947年9月、論文〈鶏胚子生殖腺の組織発生並びに血球分化に関する研究〉を九州大学農学部に正式提出しました。

【連絡が来ない】

 が━━何年経っても連絡が来ないため、千島喜久男は丹下教授に問い合わせました。

 しかし丹下教授は「パスさせようと思っているのだが、いろいろ問題があってね……」とお茶を濁すだけ……。

 それからさらに数年後、主査の丹下教授に次ぐ副査の平岩教授が「自分はこの論文をパスさせる自信がない」と言って、論文審査委員会から降りてしまいました。

 ついには千島喜久男は、丹下教授からこなように言われてしまいます。

 「あの論文を取り下げてくれないか?」

 千島喜久男は唖然とし、言葉を失ったことでしょう。

 かくして千島論文は日の目を見ることなく、約10年間も棚晒しのまま放置されることになりました。

 日本の旧帝大において、このようなことはほかに例がないと言われています。

【ASIOSは知っているはずなのだが……】

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 実はこのエピソード、ASIOS〈謎解き超科学〉の千島・森下学説の項目の参考文献に入っている忰山紀一〈千島学説入門〉に載っているエピソードなのです。

 このエピソードを読んで、普通に考えれば、「千島喜久男の論文は本当は正しかったのだが、現代医学の圧力によって“なかったこと”にされてしまった」という結論に落ち着くはずです。

 ところがASIOSはどういうわけか、忰山紀一の〈千島学説入門〉を読んでいながら、前述のエピソードについてまったく触れていないのです……。

 その代わりにルイセンコ・グループの話や感染症の話など、千島・森下学説においてさほど重要とも思えないテーマにページ数を費やしているのです。

 言うまでもなく、〈千島学説入門〉に載っているエピソードがあまりにも都合が悪いため、反論しやすいテーマのみを取り上げて読者に「ASIOS勝利」の印象を与えようと画策したのです。

 が、私のこのnoteによって(余程のバカでない限り)ASIOSが間違いで、千島・森下学説が正しいことがわかってもらえたと思います。

【千島・森下学説は嘘か?本当か?伝説の真相に迫る!】終わり


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