【2023年9月25日】DeNA・宮崎敏郎、NPB最遅1075試合目に初盗塁

横浜DeNAベイスターズの宮崎敏郎が、NPB「最遅」記録をマークした。

9月25日、横浜スタジアムでの対読売ジャイアンツ戦、DeNAが4回、1死走者無しの場面で打席に立った宮崎は巨人先発のメンデスからストレートの四球を選ぶと、次打者の伊藤光の打席、カウント2-1からの4球目に二塁に向かってスタート。
伊藤は空振りしたが、巨人バッテリーが全くノーマークだったこともあり、捕手の大城が二塁に送球したものの、二塁ベースの左側に逸れる間に宮崎は悠々と二塁にスライディングで到達した。
ベイスターズベンチはヒットエンドランのサインで、宮崎がスタートを切り、伊藤が空振りしたようだ。

宮崎敏郎はプロ入り11年目、1軍では通算1075試合目にして初めて盗塁を記録した。
NPBのこれまでの初盗塁の「最遅」記録は、投手の皆川睦雄(南海ホークス)が1970年、731試合目の出場でプロ初盗塁を決めており、それを大きく上回る記録となった。

なお、野手で最も遅いのは福田永将(中日ドラゴンズ)がプロ15年目の2021年5月1日、対読売ジャイアンツ戦の5回に二盗を決めたが、福田はこれが通算690試合目の出場で、プロ初盗塁。現在まで唯一の盗塁である。

それまでは、捕手の田口昌徳(日本ハムファイターズ)が2001年5月12日の対オリックス戦でプロ初盗塁を決めた通算425試合目が最も遅い記録だったが、大幅に塗り替えていた(田口は通算2盗塁で現役引退)。

なお、NPBで「通算盗塁ゼロ」で引退した選手で最も多く試合に出場しているのは、投手の岩瀬仁紀(中日ドラゴンズ)で1002試合である。


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