おんなのここわい

私は小学生の頃から、女の子が怖い。

男の子は良い。
男の子と私とが違っていても
まぁ、あなたは男で私は女だから、当たり前だよね!って納得できる。

違って当たり前、同じじゃなくても良い
っていう安心感がある。
もし男の子と仲良く出来なくても、周りから
変わった子、ハブられてる子って思われない。

女の子の群れに混ざらなきゃ!違っちゃダメ!
っていう意識が強いから、女の子と話すのが怖いんだと思う。
カースト上位の女の子と話す時なんて特にそう。
私とは絶対的に違う、キラキラした女の子達と話したら、私と彼女たちの違いが丸見えになってしまう…そう思うと怖くて、何も言えなくなってしまう。

1対1だったら、ちゃんと話せるのに
グループになると、自分だけ違ったらどうしようと怖くて、何も言えない。


なんで自分が女の子と話すのが苦手なのか、
さして親しくない複数人グループで話すのが苦手なのか、
気がついたのは中学生の頃だった。
1番そのことに悩んで、ずーっと考えてた時期だったから。

大学生・社会人になったら、
学部とか、業界とか、業種とか
みんなそれぞれ散り散りバラバラになって
他の女の子と自分との違いが怖くなくなった。


とはいえ今も、私は何となく
おんなのこの群れに自分は馴染めないと考えている節がある。混ざれないって思う。
美意識の低さとか、芸能人への興味のなさとか、小まめな連絡が苦手なところとか、
多分理由はいろいろある。

それでも大丈夫って思えるようになったのは、
私自身が成長したからっていうのもあるけど、
それ以上に環境の変化によるところが大きい。
みんな違ってみんな良い、個性が大切
って、狭い教室の中ではなかなか思えない。

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