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踏まれたゴキブリ

タイトルの通り、私は今日ゴキブリを踏んだ。

昨日は仕事を終え、帰って速攻寝た。そうしたら、午前0時過ぎ、目が覚めた。こうなる事は目に見えていた。

そこから眠れないまま午前3時を過ぎた。深夜はどうしても、考え事が捗り過ぎてしまう。

無理矢理目を瞑り、私は今とても眠たい!眠りたい!と言い聞かせ続けていたら、割とすんなり眠れた。

今日も仕事。朝起きて、自分のモチベーションの低さに気づいた。いつもより雑に化粧を終えた。さあさあ、家を出るぞと、鍵を閉め、3歩目を踏み入れた、

バキッ

という音がした。嫌な予感がしたのだが、もしかしたら枯れた落ち葉かもしれない。と思った。振り返るまでもないな、さあ仕事に行こう。と、1歩歩いたところで、蝉の鳴き声に気付く。

今は夏、青々とした木々に囲まれた中で、枯葉だと?落ち葉だと?いや何言ってんだ私。違うだろう。

振り返る。

カラっカラに干からび、体液の溢れたゴキブリがそこにはいた。

こりゃ1日憂鬱だな。仕事でも何か起こりそうだ。ツイてないなぁなんて思ったが、冷静に考えたら、もっと生きられたはずのゴキブリは私の足によって命を終えてしまった。

こんな不運なゴキブリを差し置いて、何故私が最悪だなんて思っているんだろうな。

人は、動物や植物は自分達以下の生物だと無意識のうちに頭の中に教え込まれている。私もそのうちの一人だな。

食 として、生きる事のための殺し、それは世界中どこを探しても逃れられない現実であるが。

生きる為に不要であり、直接我が家に現れ、我が家を脅かした訳でもない罪もないゴキブリを殺してしまったという事は、よろしくないような。

と、綺麗事を片隅で並べつつ、その後の駅まで向かう徒歩の間も、電車でつり革を持って立っている間も、この文章を打っている間も、なんとなく、左脚がずっと重く感じている。

そんなもんだよなぁ、人間だし。

つまり何が言いたかったのかというと、朝からゴキブリ踏んで悲しいです。ということでしかない。

のくせに、つらつらとここまで文字に起こせてしまう自分もなかなか考えものだな。


今日も一日頑張ろう。



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