KDPで電子書籍をセルフパブリッシングする方法

KDPで電子書籍をセルフパブリッシングする方法 «初歩編»

【有料記事】本記事は、有料記事です。


«初歩編»の目次一覧

ほぼ0円でセルフパブリッシングを今すぐはじめられる

ゼロからの電子書籍づくりで準備しておくこと  

印税(ロイヤリティ)について

無料キャンペーンの是非と上手な使い方

30%源泉徴収回避。減免申請と税に関するインタビュー

個人作家が毎回迷う、Kindleストアの価格設定について

気になる個人作家たちの売上は・・・

KDPセレクトの貸本の仕組みと、貸本印税について

KDPセレクトをやめたくなるのはどんな時?


ほぼ0円でセルフパブリッシングを今すぐはじめられる

セルフパブリッシングとは、個人が出版社の力を借りずに自分で本を出版し、販売することです。

これまでは「自費出版」で、数十万円から数百万円の費用を投じて、本にかかる制作費用を自分持ちで出版する方法しかありませんでした。自分の本を出版したい、という人にとっては一番手軽な手段でしたが、悪質な自費出版業者にカモにされてしまったり、結局、自己買いして親戚と友人に配布する自己満足で終わってしまうケースが多かったのです。

しかしながら、Amazonをはじめとする大手プラットフォームが「電子出版」を出版社だけではなく、「個人」に開放したことで、出版業界に革命が起こりました。

「自分が書いた本を出版したい」という人は、今日、これからいますぐにでも「電子出版」できます。しかも、出版に関する費用は「ほぼ0円」です。

大手プラットフォームでは、セルフパブリッシングした本について、「本が実際に売れた場合の手 数料」しか取りません。本を出版する分については、無料です。

「ほぼ0円」としたのは、「電子出版」にあたり「EPUB形式」「MOBI形式」など、特定のファイル形式に簡単に変換するための執筆ソフトやサービス等を利用した場合の料金を踏まえてのことです。

無料ソフトや無料サービスもあるため、「完全0円」にすることも可能です。ただし、多少の手間暇がかかり、制約がかかることもあります。

また、もう一つの魅力は「大きな市場」に自分の本をのせられるということです。従来の自費出版本では、業者の力をもってしても、書店の隅っこの「自費出版コーナー」に置いてもらえる程度で、大きな販路の開拓はほぼ不可能でした。

ですが、大手プラットフォームがその市場を「個人」に開放してくれたことで、そこに大きな「可能性」が開けました。

つまり、出版社を通さずに「個人作家」が「ベストセラー」になれる可能性です。

Amazon Kindle、楽天 kobo、パブー、Apple iBooks、BCCKSなど、個人作家に対して門を開いているプラットフォームが、続々と出現しています。

出版社を通さずに、個人で自由に出版できるという、夢の様な状況に「個人作家」たちがこれらのプラットフォームで、自分の本を販売し始めました。

まだ、日本では始まったばかり。簡単にはうまくいかないこともあります。

今のところ「個人作家」にとっては、Amazon Kindleストアでの売上が全体的に高いようで人気です。

もちろん、複数のプラットフォームを利用して自著を販売することもできます。

この記事では、私自身が実際にセルフパブリッシングしてきた経験を元にご紹介し、Amazon KindleストアのKDP(Kindleダイレクトパブリッシング)を中心に、費用をかけずにセルフパブリッシングする方法をご案内していきます。


ゼロからの電子書籍づくりで準備しておくこと

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