ジャニーズのマーケティングについて

日プやザファーストという少しこれまでにない日本の男性アイドルのオーディション番組が行われ、主語にはならないものの、ジャニーズへ対抗意識を少なからず感じる。それでいて、ジャニーズアイドルがKPOPをパクっているという話も耳にする。このままでいいのか!ジャニーズ!と思ったのでジャニーズのマーケティングについて考えてみる。


BTSのマーケティング

私はBTSのファン、所謂armyだ。CDを購入するとき、QRコード付きのカードが付いてきたり、コンサートではそのカードが配布される。オンラインコンサートでも必ずアンケートメールが届く、それは簡単なものではなく結構細かい。
どの曲が好きかそれは何故か、なぜBTSを好きになったかなど事細かに記述式で聞かれる。
全てはマーケティングのためだ。

ビルボードアワードに2回目に参加した際、彼らはかなりラフな格好で参加をした。周りが割とジャケット、ドレスなどみな正装に近いなか、ラフな格好で現れたのは、マーケティング結果なのだ。パンPD曰く、現地の人々はアワードという場に、ラフな格好で現れる外国人が珍しいと感じ、面白い!と思うとかなんとか言っていた。彼らの音楽や衣装ひとつとってもマーケティングの結果なのだ。そう、彼らはアーティストではない、アイドルだからだ。

SMAPと嵐のマーケティング

ジャニーズの昔のマーケティングがすごいと感じたのはSMAPと嵐の全盛期。SNSやYouTubeのない時代に、ポップスターとも呼べるような、国民全員が知っていて、口ずさめるそして、みんなが好き!というような曲を生み出した。昔のTVが流行の発信拠点だったからというのもあるだろう。でもそれだけだろうか。
SMAPに関して言えば、佐藤可士和デザインや、いろんなアーティスト(モータウンのアーティストからその当時はやっていた日本のアーティストなど)とのコラボレーションというSMAPのファン以外をも取り込む戦略も見受けられた。
嵐はドラマの主題歌などキャッチーな音楽が多く、テレビには毎日のように嵐が出ていて、私が学生時代の時は男女問わずみんなが知っている曲がたくさんあった。

嵐が活動休止前にどんな曲を出すのかと楽しみにしていたら、ブルーノマーズが制作に関わったという楽曲だった。今まであまりコラボをしてこなかった(していたとしてもあまり話題になっていない)嵐の最後がまさかのブルーノマーズ??それをファンは求めていたのだろうか?少なくとも私の周りからは不評だった。
マーケティング的には成功だったのだろうか。

いま足りないのはマーケティングでは?

SexyZoneのコンサートの演出がBTSのパクリだ、キンプリのmvがBTSのパクリだ、SixTONESののmvがBTSのパクリだ、パクリについてよく耳にする。一部のBTSのファンがちょっと小馬鹿しているのだ。
これって誰が得しているのだろう。
アイドルたちは好んでこれをやっているのか。大人がこんな感じか?って企画を出してやっているのだろうか。アイドルは、表舞台に立つメンバーの実力やキャラクターも重要ではあるとは思うが、裏方のプロデュース力、マーケティング力がかなり大事な様に思う。
アーティストは本人たちの意向を重視すべきで、本人ありき、アイドルは受け手ありきのビジネスなのではないか?

正直、K-POP寄りの楽曲を出したところで、K-POPを聴いている人は、あまりジャニーズの楽曲は聴かない。ジャニーズがすきだから聞いているのにK-POPみたいと思うことは、ファンにとってどうなのだろうか。コラボレーションなら話は別だが、同業者のコラボはなかなか難しいだろう。

よく一人前になるためにはできる人の真似をしろという。韓国のアイドル界も日本を真似て成長したバックグラウンドもあるようだが、いまや、パクリだと言われてしまう日本のアイドル達に私は同情する。
それと同時に、製作側にプライドはないのか?とも思う。

要するに…

要するに何が言いたいかというと、もっとマーケティングをして、ファンに寄り添ったり、いまの日本人がどんなものを求めているのか、流行っているものを追いかけるだけでなく、「なぜ、それが流行っているか」の「なぜ」を考えてほしい。
パクリと言われてしまうのは、なんとなく流行ってるものを真似ていると言うことに思う。その非難を浴びるのは、プロデューサーではなく、表舞台に立つアイドルたちなのだ。そんなの可哀想じゃないか!!
ジャニーズが日本のアイドル界を独占し、アイドル音楽界を衰退させたともいう人がいる、それでいいのかジャニーズ事務所!

日本も俳優女優に昔の歌ばかり唄わせてないで、もっと今のアイドル音楽でポップに日本を盛り上げる楽曲を作って欲しい。
プロデューサー、作曲家、作詞家のみなさん、頑張ってください!!まずはストリーミングからお願いします!

偉そうに色々とすみませんでした!という感じだが、私は8時だJが好きだったし、なんだか悲しいのだ!バラエティタレント要員ではなく、日本のポップスターとのびのびとして、楽しみながら歌って踊るグループが見たい!!

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