懐かしいもの。

都会では見なくなってしまったかな。我が田舎では、公衆電話はまだあります。近くのお弁当屋さん、近くの小売店。近くのバス停の脇。小さい公園の出入口。あとは娘の通う学校内にも。

何十年も昔、携帯電話がまだ普及してなかった頃、よく10円を沢山握りしめて、電話をかけたもんです。もしくはテレホンカード。アイドルのものだったり、観光地の風景が描かれてあったり。10円分の時間が終わる度に、確かカチャってお金の落ちる音がしていたような気がします。携帯電話の前はPHS(ピッチと呼んでいた)、そしてポケベルもあったなぁ。あー、懐かしい。

ほとんどの人が持っているであろう携帯電話。たぶん撤去された公衆電話もたくさんあるんでしょう。田舎でも、気付けばいつの間にか、あったはずの場所から公衆電話が消えていったりもしました。

でも、公衆電話って、なんか愛嬌があるというか、誰かに繋がる気がして、嫌いじゃないんですよね。何だか、懐かしさもあって、ほんの少し安心します。必要ではないかも知れない。ないと困る人がいなくなっても、どこかにひっそりと残って欲しいなと思ったりします。

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