コットンテール〜リリーという名の男
一身上が心底深刻な人は楽しさや笑いやエンタメを欲する、日曜日の昼下がりに『ザ・ノンフィクション』を観たりしないだろう
家族、夫婦、親子関係が長年モヤモヤしているといっても、いわゆる一つの人間ドラマにしか興味がない、観ずにいられない自分はまだまだ甘い、しょせん浅いのだと思う
リリー・フランキーはいかにも人を殺し(て)そうなヤバい顔であり、こんな人はなかなかいないし、もともと役者でないからこそ役者が一枚上なのかもしれない
何人なのか何者なのか得体の知れなさに、彼を後ろから刺したくなった
認知症、介護、尊厳、重苦しいテーマをケレン味なく描けるのは、『PERFECT DAYS』しかり外国映画だからだ
#コットンテール
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?