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地元の鳥貴族レベル【芋頭monkeyのオーロラハント#4】

このnoteは芋頭monkeyのオーロラハント#3の続きです。

遠い異国の地でふと日本の会社を見かけたり、ふと日本語が耳に入ったりするとなんだか嬉しくなりますよね。

僕は遠い異国、ドイツのビアホールでまさかの地元民に遭遇しました。

1日目

エアチャイナの洗礼を受けながらもなんとかミュンヘン空港に到着しました。
機内はリラックスできるジャージ姿でしたが、さすがに中欧の街並みを上下ジャージで歩くわけにはいきません。
空港のトイレで着替えます。予想より肌寒かったのでウインドブレーカーも着用。

貧弱バックパッカーなのでとりあえずバックパックを宿に置きにいきます。
宿泊予定のホステルはミュンヘン中央駅の目と鼻の先という素晴らしい立地。
空港から中央駅まではルフトハンザエキスプレスバスというバスが出てました。

また同じ空港からイギリスに移動するので、往復切符をバスの運転手にお願いしたら18ユーロでした。
このバスは15分間隔で出てるし楽なのでオススメです。

中央駅についたらすぐにホステルへ。
今回宿泊したホステルはwombat's CITY Hostel - Munichです。


初めての海外ホステル、緊張します。
受付で予約済みの件を伝えるとにこやかに手続きをしてくれました。
ここのホステルは身分証を預けるタイプでした。国際学生証を取っててよかったです。
チェックインまでまだ時間があったのでクロークにメインバッグを預けてサブバッグを持って街へ出ます。

さて、ここからはノープランです。
あらかじめ予定を組んだ臆病バックパッカーといえど、移動手段と宿を組んであるのみです。
観光くらいはバックパッカーらしく風の向くまま気の向くままやってみます。

観光は主に公共交通機関を使うつもりなので、切符を買いに行きます。
ミュンヘンの中心部内であれば地下鉄(Uバーン)、電車(Sバーン)、トラム、バスが3日間乗り放題になる切符(Single 3-Tagekarte Innenraum)を16.80ユーロで購入しました。

Uバーンに乗り、とりあえず観光名所の集まるMarienplatzへ。
有名な新市庁舎と久しぶりの再会です。

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“再会”というのも、実は僕は高校生の時に学業の都合で1ヶ月だけドイツにいたことがあるのです。
あの時は全てを大人に任せっきりでよくわからず連れられるままに歩いていた街を、今回は自力で歩けている。それだけで僕からしたら達成感がありました。

近くの市場を見て回り、気に入ったお店で昼食をとりました。これです。こういうのんびりした過ごし方をしたかったんです。

そんなこんなをしている間にチェックインの時間。宿に戻りました。
かなり大きな部屋に入ります。8人部屋です。
部屋にはラテン系のイケメン先客がいました。
初めてのルームメイトとの交流イベント発生です。

僕「Hi」
イケメン「Hi」
〜完〜

イベント終了。コミュ力なさすぎた。
まあ最初はこんなものでしょう。
荷物整理を済ませたあたりで眠気に襲われます。落ち着いて安心したことと、時差ボケが効いてます。
とにかく夕飯は済ませなくてはならないので近所のスーパーでお買い物をしてきました。

自炊といっても手の込んだものをつくる体力はないので、パンに色々挟んだサンドイッチです。キッチンも使いやすく、共有スペースもオシャレでした。

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あとはビールで乾杯。やはりビールが安くて美味くて種類も多いですね。

海外あるあるの水圧の弱いシャワーを浴びてからベッドに入って1日目は終了しました。

2日目

朝、目覚めると、ほぼ下着姿の女性が部屋を歩いてました。
頭がToloveるです。

そういえばこの部屋は男女相部屋だった気がします。恥じらいなんて一ミリも感じません。あんま気にしない文化なのでしょうか。まあこんなサルは男として見られちゃいないので当然か。

とりあえずキッチンで朝食をつくって食べてから行動開始です。
今日はダッハウ強制収容所を見学しにいくことにしました。ホステルがツアーを主催していたのでそれに参加します。楽ちん。

本当はノイシュバンシュタイン城で『めんそーれ』という垂れ幕を観たかったところですが、そっちのツアーは運悪くキャンセルになってたので断念しました。
[参照:水曜どうでしょうヨーロッパ21ヶ国完全走破]

電車とバスを乗り継いで向かいます。
途中の売店でお茶を頼んだら茶葉だけ出されました。
呆然としていたら後からお湯を渡されました。
高度なジャーマンジョークかと思いました。

悪名高き収容所の鉄門には「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)の文字が刻まれており、劣悪な環境だった収容所内やガス室を見学できました。
見学中にガイドさんがめんどくさそうな方に絡まれてました。僕たちに実害はなかったのですが、いまだ偏った思想を持つ方もいらっしゃるようです。

歴史のお勉強をしたあとは晩酌タイムです。世界で一番有名なビアホール、ホフブロイハウスへ向かいます。

皆様もオクトーバーフェストはご存じかと思います。
ここはずっとあんな雰囲気です。両手にすごい量のジョッキを抱えるお姉さん、大音量で乾杯の歌を演奏する人々、最高の景色ですね。
中に入っても「何名様ですか?」なんて聞いてくれることはありません。席は争奪戦です。自分で座れるところを探しましょう。だいたい相席ですが、隣の人も酔って陽気になっちゃってるので楽しめます。

僕もなんとか席を見つけました。もちろん「ご注文は何になさいますか?」なんて聞いてくれる余裕はあちらにはありません。こっちから積極的に主張して店員を捕まえます。
メニューはドイツ語版だけでなく、英語版もありました。

店員に何度も声をかけまくってみますが、忙しすぎて「後で!」の連続。
まあ仕方ありません。相席しているイタリア人のお兄さんと世間話をしながら気長にトライし続けます。

やっと注文のチャンスが来ました。僕は黒ビールに目が無いので黒ビールを注文しようとすると「1リットル?」と聞かれます。
さすがだぜドイツ、ビールの単位がミリリットルじゃなくてリットルです。いつも350mlの缶ビールを飲んでいるジャップの僕とは常識から違います。
名物の白ソーセージも頼もうとすると品切れとのこと。いや繁盛しすぎ。
代わりに、相席したイタリア人のオススメの料理を頼んでみました。

普段は自炊で節約旅ですがこういう時は気にせず贅沢にいきましょう。
旅の醍醐味ですからね。

料理を待っていたら、ドイツの伝統衣装であるレーダーホーゼン姿のおっちゃんがマイジョッキを僕の隣の壁に収納していました。
ボトルキープとかじゃなくてマイジョッキ、すごいなあ。

相席する人も増えました。類は友を呼ぶとでもいいましょうか、アジア人が増えてきました。日本人2人、香港人1人が新たにテーブルに加わります。テーブルでは英語、ドイツ語、中国語、日本語が入り乱れて大渋滞です。

香港の方に、ニュースでデモの様子を見たことと、いつか香港にも旅行したいなあと伝えました。
彼は少し悲しそうな顔をしながら「きっと来月くらいにはおさまるさ、いつか遊びにきてくれ」と言いました。
あれから一ヵ月がたちますが、ニュースを見るたびに彼の顔が浮かびます。

そんなこんなで1リットル黒ビールと料理が到着しました。
デカすぎる。
バグでも起こしたかのような大きさのジョッキとマンガ肉が出てきました。

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みんなで乾杯をして、肉にかぶりつき、乾杯の歌を歌います。
一人旅でもこうなっちゃえば寂しくありません。
高校生の時には味わえなかったドイツがここにはありました。
遠い異国の地で異文化に溶け込めている気がして幸せです。
相席した日本人とも話がはずみます。

僕「どちらからいらしたんですか?」
相手「〇×市です!」
僕「え!?僕も〇×市に住んでます!」
相手「え?じゃあ最寄りは▽◇駅ですか!?」
僕「そうです!!中学は…」

いや、まさかの地元民かい。
”遠い異国の地で異文化に溶け込めている”はずが一気にトーク内容が地元の鳥貴族でやってるのと同レベルです。
日本から9000km以上離れたドイツのビアホールのひとつのテーブルに同じ市に住んでる同い年の奴が2人揃いました。
どういう奇跡の起き方。

すっかり陽気に酔っぱらってフラフラとホステルに帰り、ベッドに入って2日目終了です。

3日目

いくら気分はハイになってても身体は正直なものですね。

風邪ひいちゃった。

旅の理想は水曜どうでしょうですが、何もここまでリスペクトしなくていいのに。
旅の度に毎度体調を崩すどうでしょう軍団よろしく、起きたら身体が重いし咳と鼻水が止まりません。

原因はいくつか思い当たります。
時差ボケや気温の変化に身体が追い付いてないのに無理に観光を強行したことと、このホステルの掛布団が小さくて体が冷えたことです。
完璧にやられました。

まあそこまで重症ではなかったので、3日目はのんびりお散歩をして、温かいご飯をたらふく食べて省エネモードで生活しました。
なので特筆するようなこともありません。
その晩はビアホールには行かず、ホステルの中にあるバーで一杯白ビールを頂いた程度でした。

これも旅の経験です。3日目終了。

翌朝、早朝の便でロンドンに向かうため、人気のないロビーにホステルの鍵を返して出発しました。
なんだか体調が悪化しているような気がしますが、日本から持参した薬を飲んでからバスに乗り、空港へ行きます。

ロンドンのガトウィック空港へ飛びます。利用したeasyjetは少し前に座席がぶっ壊れて背もたれがないまま飛んで炎上したこともあるLCCだったのですが、今回は特に何の問題もなく快適な空の旅でした。

おまけ動画


ミュンヘン編のハイライトを短い動画にしました。
ミュンヘン編って言いづらくて変ですね。

次回予告


今回はやっと旅の記録らしさが出ました。
次回からはロンドン編です。ハリーポッターが待ってます。
さて、風邪は治るのでしょうか。

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よろしければサルにバナナをくれてやってください。

Kiitos!
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バックパッカーのバの字も分からない僕が、臆病かつ慎重にバックパッカーしたオーロラハント旅行の記録
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