見出し画像

ハリーポッターと謎のクスリ【芋頭monkeyのオーロラハント#5】

このnoteは芋頭monkeyのオーロラハント#4の続きです。

現代科学はまるで魔法のように色んなことをやってのけます。
僕も今回、魔法のおクスリに出会います。
ヤバいブツではないです。

1日目


相変わらず風邪をひきずったままロンドンのガトウィック空港に到着しました。
財布の中の通貨をユーロからポンドへと切り替えます。
ロンドン1日目スタートです。

ガトウィックからロンドン中心部までは少し距離があります。
National express busというバスが中心部のVictoria stationまで出ていたのでそれを利用しました。片道10ポンドほど。
のはずが、チケット窓口の手違いでクレカから2倍の額をもってかれました。一応後日返金されるとのことでした。
すぐにイギリスとはオサラバする予定の僕に後日ポンドが返ってきてもなあ…

バスから見える風景はどこもかしくもまるでプリベット通りのようでした。
本当にハリーポッターの国に来たんだなと実感します。

Victoria stationに到着。
同じくガトウィック空港からフィンランドに移動する予定なので復路のバスチケットも買おうかと思いましたが、チケット窓口がすごい混み様だったので諦めました。
帰りは電車で行ってみるのも面白いかもしれません。

ここから宿泊予定のホステルまでは地下鉄で数駅の距離ですが、ここでついに体力の限界です。

明らかに風邪が峠を迎えました。
ゼーゼー言うしフラフラします。

判断力が鈍ったまま動くと思わぬミスを招きます。
ゲームでも状態異常が発生したら無理にクエストを進行せずに回復を図るのが鉄則です。

日本から持参した葛根湯やらパブロンやらは全て使い果たしましたが一切効きませんでした。海外の風邪はタフです。

ならば、目は目を、海外風邪には海外風邪薬を。
貧弱ポン人に海外薬はどうなのかとビビりつつも、とにかく駅ナカのPharmacyと書いてある店に入ります。

風邪薬コーナーに一番目立つように置かれていた「Lemsip」なるものを買ってみます。
ヨーロッパはだいたい日本より物価が高いんですが、薬は予想より安めだった気がします。

薬は食事をとってから服用したいところ。
「旅行先ですからその地の名物を」と、いつもは思うところですが正直いまはそんな余裕がありません。しかもイギリス飯は世界一マズいことで有名です。

見慣れたMのマークに吸い寄せられてビックマックセットです。
うまい。ジャンクフードで何が悪い。給油ですよ給油。
僕は体調が悪くなると食欲が一切減衰しないどころか旺盛になるという特殊能力があるので秒で平らげました。

さてお薬タイム。
箱を開けて出てきたのは蛍光色の赤と黄色にきらめくカプセル。
例えるならドクターマリオの手から出てくるやつ。
ハリボーみてえなカラーリング。
「くすり」と打ち込むと出てくる💊←この絵文字のまんまです。
うわあ、見るからに副作用ヤバそう。しかし迷っている場合ではありません。
服用します。南無三。

~15分後~

なんということでしょう。スッキリです。

いや逆に怖いわ。

フラフラして靄のかかってたような頭が冴えに冴えてます。
これは後から分かったことですが、Lemsipにはカフェインがたくさん含まれてるらしく、その覚醒作用が効いているっぽいです。
とにかくマシになったのでホステルへ移動します。

ロンドンの公共交通機関の仕組みはミュンヘンに比べると少々複雑でした。
ただでさえ地下鉄(Tube)が東京と同じくらい入り組んでいるのに、エリアごとに料金の異なるZONEという仕組みやピーク時は値段が変わる仕組みなど、観光客が一発で理解するのは大変です。

しかし、日本でいうSuicaなどのICカードに相当するoyster cardというものが非常に便利でした。
日本は西瓜だけど英国は牡蠣なのね。

画像1

他にもトラベルカードなる旅行者向けの切符もありましたが、oyster cardの方が難しいことを考えずにSuica的な使い方ができるし、ロンドナーを気取って闊歩できるのでオススメです。

oyster cardを使うとTubeが半額近く安くなったり、1日に引き落とされる金額に上限があってそれ以上乗るときはタダになったりとお得ですよ。

そんなこんなでVictoria stationのTube乗り場近くにある自動券売機でデポジット5ポンドを払ってoyster cardを購入し、20ポンドくらいチャージ(top-up)しました。

今回宿泊したホステルはSoHostelです。
劇場の立ち並ぶ賑やかな通りにあります。
最寄りのOxford street stationへTubeで移動してチェックインしました。

スタッフの方が施設内を紹介してくれました。優しい。
大きいホステルです。レストランもゲームコーナーもあります。朝は無料の軽食も置いてあります。
ただひとつ問題が発覚しました。
キッチンがありません
自炊を基本としているこの旅において誤算です。ちゃんと調べとくべきでした。
仕方がないのでロンドン滞在中は主に外食に頼ることにしました。マズいけど。

とはいえロンドン滞在はたった2日間しかありません。
2日目はハリーポッターの撮影スタジオへ行く予定なので、ロンドンを観光をするなら今日しかありません。
すでに昼を過ぎていますが、いまからロンドンの観光スポットを回れるだけ回ることにしました。

まずは行きたいスポットをリストアップします。そして、Google Mapsを開きます。
現在地を出発点として、ホステルを目的地に設定。さらにその経由地にスポットを入力していきます。
すると、位置関係が把握できるのでどの順番で巡ると効率がいいかを考えて経由地の順番を並べ替えます。
これで、観光スポットを効率よく回りつつ、ホステルに帰ってくるルートが完成しました。順番は以下の通りです。

・大英博物館
・キングズクロス駅
・レドンホールマーケット
・ロンドン塔
・タワーブリッジ
・ロンドンアイ
・ビッグベン
・バッキンガム宮殿

移動手段は徒歩とTubeです。
まだLemsipが効いてるうちに出陣します。

大英博物館までの道中でハリーポッターにも登場する赤い公衆電話ボックスを見かけました。

画像2

大英博物館に到着。入場は無料です。
荷物検査だけ受けて中に入りますが広過ぎてわけがわかりません。もうここまでくると街です。全部回ってたら何日かかることか。

画像3

ちょうど、日本にフォーカスした展示が開かれていたのでそこだけ見学してみました。
土器から侍、漫画まで揃ってます。

のんびりしてられません。次いきましょう。

次はキングスクロス駅です。
ここにはハリーポッターで登場した9と3/4番線の撮影スポットがあります。
もちろん僕も30分くらい列に並んでから撮影しました。

画像4

ホグワーツの各寮のマフラーを貸してもらうことができ、ジャンプして撮影すると躍動感がでます。
プロのカメラマンから買うことができますが、とっても高いです。
友達にスマホの連写機能などで撮ってもらうことをオススメします。
僕のようにボッチで旅をしている場合は後ろに並んでいる人に撮影をお願いしましょう。寂しいね。

次はレドンホールマーケットです。
ここはハリーポッターのダイアゴン横丁のモデルになった場所です。

画像5

次はロンドン塔です。
「小林製薬の糸ようじ」と言いたくなるような見た目をしていました。
[参照:水曜どうでしょうヨーロッパ20ヶ国完全制覇完結編]

画像6

次はタワーブリッジです。
ここら辺でLemsipの効き目が切れてきました。
歩くのが辛くなってきますが、ロンドンに来れるチャンスが次にいつあるかわかりません。まだ進みます。

画像7

次はロンドンアイです。
おまけ動画を見ていただくとわかるかと思いますが、疲労がピークに達しています。
しかし、まだ行きます。

画像8

次はビッグベンです。
東京といえばスカイツリー
パリといえばエッフェル塔
ロンドンといえばビッグベンでしょう。
そのくらい有名なランドマークです。
ボロボロの身体を引きずってでも見たいものです。

画像9

いや、工事中かーい。

既に身体は限界をむかえていました。
日も完全に落ちています。
しかし、ロンドンに来てバッキンガム宮殿を見ないで帰るわけにはいきません。
あとは気力を振り絞って進みます。

暗くて人の少ないグリーンパークをフラフラと一人で歩いているあたりで笑えてきました。まともな思考もできなくなっているので独り言も止まりません。
独り言をブツブツ言ってはケラケラ笑いながら森の中を歩く様はそれこそハリーポッターに出てきそうな感じだったかもしれません。
あ、魔法使いじゃなくて魔法生物側ですよ。

そんなこんなで遂に最終経由地のバッキンガム宮殿に到着しました。

画像10

夜のバッキンガム宮殿は威圧感があります。見れて本当によかったです。
ただ、おまけ動画を見ていただくとわかりますが明らかに鼻声です。
その時の状況をiPhoneでたとえるなら充電が1%で謎の粘りを見せている状態です。

さて、あとはホステルに戻るだけです。
夜の劇場街はロンドンの華やかさを如実にあらわしていました。
でも今夜は全てスルーです。
ホステルでシャワーを浴びて寝ます。ここのシャワーは水圧がちょうど良かったです。


1日目、終了。


2日目


朝起きると、すこし身体が楽になっていました。峠は越したようです。

この日はハリーポッターの撮影スタジオを巡る、ワーナーブラザーススタジオツアーに参加することになっています。
このツアーは事前に予約していました。

キングスクロス駅からハリーポッター仕様のダブルデッカーバスに乗り込んで出発です。
ロンドン中心部からスタジオまでは1時間以上かかりますが、車内ではハリーポッターの映画が上映されているのでテンションが上がります。

1時間強で到着しました。
このツアーは入場券も予約してくれているものだったので並ばずに入場できました。
音声ガイドに日本語もあるとのこと、せっかくなので5ポンドで購入しました。

画像12

入場すると、死の秘宝でグリンゴッツを守っていたデッカいドラゴンが出迎えてくれます。

画像11


展示を見る前に、イントロダクションがあります。
ディズニーランドのアトラクションの導入部分をイメージしてもらうとわかりやすいと思いますが、ハリーポッターの世界観を壊さず、注意事項を伝えながらワクワクを掻き立ててくれるスタッフさんが最高でした。

その後、小さな映画館みたいな場所に移動し、出演陣や製作陣からのメッセージを視聴します。上映が終わるとホグワーツの大広間の大きな扉が開いて、そこからは自由に展示を見て回ることができます。

今後ツアーに参加する読者の方もいるかもしれないので展示を詳しくは説明しませんが、衣装、小道具、大道具、セット、CGなどなどハリーポッターの魔法の全てを堪能できます。音声ガイドもファンにはたまらない裏話ばかりです。
僕はここで4時間以上過ごしましたが、まだまだ観ていたいと思うほど楽しい空間でした。
ネタバレを気にしない方はおまけ動画に様々な展示の様子を載せておいたのでご覧ください。

帰りもバスでキングスクロスまで送ってもらえます。
イギリス飯は美味しくないということと、日本食が恋しくなりはじめていたこともあり、夕飯はラーメン屋で豚骨ラーメンを食べました。沁み入る旨さ。
ただし、海外のラーメンは意味不明に高いです。日本でピザがゲロ高いのと同じ原理なのでしょうか。

ホステルで眠りについて2日目も終了です。

翌朝、ヘルシンキへ向かう飛行機に乗るべくガトウィック空港へ移動します。
朝マックのソーセージマフィンにかぶりつきながら地下鉄に乗ってVictoria stationへ。
空港への復路はバスではなく、鉄道を使うことにしました。

バスより5ユーロくらい高かったですが、かなり早く着きますし、何より快適なのでガトウィックとロンドン中心部間の移動は電車の方がオススメかもしれません。oyster cardもちゃんと使えます。

oyster cardは払い戻しをお願いすると残金とデポジットの5ポンドが返ってきます。
もうロンドンを発つ僕も返金を考えましたが、すでに残金がほぼなかったことと、記念のために返金はせず持ち帰りました。

空港で見かけた新聞には「Get ready for Brexit」の文字がありました。

画像13


ニュースでしか見たことのないBrexitは本当に目前なんだなと実感しつつ、僕もBritainからexitしてヘルシンキへ。
ノルウェーエアを利用しましたが、チェックインもわかりやすく、機内も快適でした。

いざ、最終目的国、フィンランドへ。

おまけ動画


ロンドン編のハイライトを短い動画にしました。
だいぶ鼻声です。
なお、この動画はワーナーブラザーススタジオツアーのネタバレを含みます。


次回予告


今回はほとんど風邪との戦いでした。
次回からフィンランド編です。
美しき国々の人間破壊、北欧に足を踏み入れます。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

よろしければサルにバナナをくれてやってください。

Danke schön!
3

芋頭monkey

はじめてのヨーロッパバックパッカーのオーロラハントの記録

芋頭monkeyのオーロラハント

バックパッカーのバの字も分からない僕が、臆病かつ慎重にバックパッカーしたオーロラハント旅行の記録
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。