見出し画像

西田の論壇:朝日新聞社の校正支援サービス「Typoless」を試す

知財、IT産業、ネット、放送にまつわる問題や社会現象を分析、考察します。


打ち間違い・変換ミスのことを「typo」ということがある。

typoは英語でタイプミスを示す俗語で、typeのeをoと打ち間違う……という話に由来する。冷静にキー配列を考えるとeとoはあんまり打ち間違えないようにも思うが、それはそれとして、だ。

ライターの仕事はtypoとの戦いだ。

理由はいくつかある。

・本来間違えていてはいけない
・文書の生産量が多いのでtypo混入の可能性もその分上がる
・スピードが必要なのでtypoしやすさも上がる
・その割にうっかりしがち

書籍などのように何回も、複数人の手を経るものならtypoは減らしやすいのだが、日々の作業だとtypoをゼロにするのは難しい。

というわけで今回は、typoを減らすツールとして登場した「Typoless」を使ってみたい。

・朝日新聞社が提供する、ウェブベースの校正支援サービス「Typoless」

Typolessは朝日新聞社が提供する校正支援サービスで、個人向けにも有料で提供される。

今回は、筆者が日常的に使っている2つのサービスと比較しながら、実際に使って価値を確かめてみたい。

■日常的には「Microsoftエディター」を使っているが……

ここから先は

3,037字 / 12画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?