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フルリモートで働いていたエンジニアが、週3出社の企業に転職してわかったこと

ソフトウェアエンジニアの mnmandahalf です。これまでフルリモートの企業でエンジニアとして働いてきましたが、この度週3出社のprimeNumberに転職しました。

入社前は、これまでフルリモートだったのに週に3日も出社できるのか…?という不安がありましたが、入社して1ヶ月経った今、結果的に大型家具の受け取りを指定した日を除いて毎日出社を続けています。本エントリでは、私が週3出社(というルールのもとでほぼ毎日出社)をしてみて感じたメリットやデメリットについてお話ししたいと思います。

出社するメリット

オンボーディングがしやすい

一番に感じたメリットは、なんといってもオンボーディングのしやすさにあります。少なくとも月曜日と金曜日はみんなが出社しているのと、他の曜日もなんやかんや誰かがいることが殆どなので、常に質問できる人が近くにいる状態になります。

とある機能のテーブルの構成や、ちょっとしたコードの意図など、わざわざチャットに書くまでもないかな?ということも聞きやすいです。ちょっとしたペアプロ・モブプロのやりやすさも段違いです。

あとは単純に日頃一緒に働く人と接触する回数も増えるので、親しみを感じやすく、色々質問しやすい・意見しやすい関係性の構築にも役立っているように感じます。

また、受け入れ側にとっても新入社員が何をしているのか確認することができるので、チャットに発言がない間であっても詰まっているのか順調に作業しているのかが確認できて安心感があると思います。

雑談が生まれる

オフラインMTGのタイミングでみんなが集まると、そのまま雑談が発生することが多いです。そんな中で情報をキャッチアップしたり、新しいアイディアが生まれることもあります。新しく顔を合わせたメンバーも、たくさん雑談すると人となりを知れてどんどん話しやすくなります!

他の職種の人と関わりやすい

オフィスに出社していると、他の職種の方の会話が聞こえてきます。例えば自分の関わる機能について会話が発生していることを検知して、会話に参加することができ、スピード感のあるコミュニケーションが実現できたりします。

チャットの場合もどこかのチャンネルで話されている話題が自分に関係していることに気づくことができますが、能動的に広くチャンネルを見にいくという操作が必要になるので、この辺りはオフィスならではの強みだと感じます。

気になる話が聞こえてきたからって、他の職種の人とそんな気軽に話せないよ…!と思われた方もいるかもしれません。そんなこともあろうかと(?)弊社には2on2という取り組みがあり、新入社員2名に対していろんな部署から既存の社員2名が交代で自己紹介するイベントがあり、そちらで他職種の方と交流する仕組みが用意されていたりします。

生活にリズムができる

私は家にいると可能な限りダラダラしてしまう性分なので、出社するタイミングで日光を浴びて体を動かすことで生活リズムが整うという効果がありました。また、会社の制度でジム費用の補助があるためその制度を利用して週に2回程度は運動をして気持ちよく汗をかいています。

みんなが出社する日はランチに行くことが多いので、図らずもよく食べてよく運動し、夜は疲れて早めに寝る生活をすることになり、それが自分の健康維持に役立っている気がします。

出勤時間は出勤時間でニュースやはてブの人気記事をチェックしたりと自分の時間として活用できるので悪くないです。

自宅より快適な環境で働ける

自宅環境については個人差があると思いますが、出社した際は34インチウルトラワイドモニタが使えるのと、昨今は光熱費の値上がりがシビアなので、出社すると節約になるというメリットがあります。公共交通機関を使えばエネルギー効率もいいです。

会議室の他にテレカンブースが20個ほどあり、オンラインの会議はそこで参加できます。一般的なのかどうかわかりませんがモニタも設置されています。USB Type-Cコネクタでモニタから給電できるようになっているので、
ACアダプタの持ち歩きも不要、というかゆいところに手が届くブースになっています。


立地的な話になると、東急線の駅ビルの中にオフィスが入っており、東急線ユーザーもJRユーザーも駅から雨に濡れずに出勤が可能です。タリーズコーヒー、コンビニ、成城石井が同じビルにあり、ユニクロ、無印良品、3COINS、有隣堂、KALDIが隣のJRの駅ビルに入っているので、昼休みや仕事帰りに日用品の買い物もしやすいです。(人数が増えたら、移転じゃなくて増床になるといいな)

なんやかんや週2はリモートできるのは便利

ここまで出社の良さばかり話してきましたが、生活していると家の近所の歯医者に行ったり、大型の荷物を受け取ったり、マンションの消防点検があったり、家族が体調を崩したり、天気が悪かったり、筋肉痛だったりで在宅したい日もありますよね。そんな時にリモートできる余地があるのはやっぱり安心感があります。

課題に感じること

気をつけないと暗黙知を形成しうる

実際に問題を感じるほどこの会社に在籍していませんが、口頭で解決した内容についてはSlackやGitHubなど何かしらのツールにも記録を残していかないと、その場にいた人しか知らない、ナレッジが溜まっていかないという状態になるリスクはありそうです。そしてそのようなことは本人も忘れてしまうもので、過去、フルリモートでWOL(Working out Loud)で働いていた時は、自分の過去のSlackの発言に助けられることもしばしばありました。。(参考:以下の記事)

私たちのチームでもWOLを実践していますが、もっと何気ないことでもどんどんつぶやいていくと今後の自分もチームも助かることがあるんじゃないかという気がしています。

ハイブリッド会議の難しさ

社員の中には所定の条件を満たした上でリモートで勤務している方もいらっしゃるため、オンラインとオフラインのハイブリッドで会議を行うと、時折オフラインの方が盛り上がってしまうことがあったりしました。時にはオフラインが多数派であっても、聞き取りやすさを重視して可能なときはテレカンブースやフリースペースに分散してオンラインでMTGをすることもあります。

障害対応が発生した場合はSlackとGoogle Meetで対応することになっているのであっちはオンライン、あっちはオフラインという感じで情報の共有度合いにブレが発生しない仕組みになっていそうです。

まとめ

この記事では、私がprimeNumberに入社して週3出社(と言いつつほぼ毎日出社)を実施してみて感じたメリットやデメリットを共有してみました。

主なメリットとしてはオンボーディングのしやすさ、雑談による情報のキャッチアップやアイディア創出、他職種の人との交流の機会の増加、生活リズムの維持、快適なオフィス環境、そして出社とリモートのバランスによる生活の利便性を挙げました。一方、課題としては情報の記録が不十分になるリスクと、ハイブリッド会議の難しさが挙げられそうです。現状の課題に対しては、さらなる改善を図っていきたく思います。

primeNumberへの転職を検討されている方や、働き方について模索している方にとって、この経験が参考になれば幸いです。


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