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人的資本開示とキャリア・オーナーシップ

組織内の人材が持つ強みを「企業の価値の一つ」と捉えて開示する、人的資本経営。経営戦略に沿って、どのような強みを持つ人材を確保するのか、不足するスキルをどうやって蓄積するのか等の戦略を開示していく必要も出ています。

週末に参加した、プロティアン・キャリア協会4周年のイベントでは、「上層部も自分が持つ人的資本を開示する必要がある」というお話があり、印象に残りました。

伝統的キャリアの考え方では、メンバーを管理・育成すると考えます。けれども、新しいキャリアの考え方では、会社と社員は対等な立場であり、パートナーです。とはいっても、「雇われている立場」では対等であるとは考えにくいかもしれません。まずは、自分のやりたいことを話してみて会社や市場のニーズとすり合わせていく、と考えると良いかもしれませんね。


書籍「進化するキャリア・オーナーシップ」では、ミドル・ミドルシニア世代の方の「これまでは仕事だけで自分のことを考える余裕がなかった」という言葉が出てきます。

自分は何がしたいんだろうか、今、どのような機会があるのだろうか、等と考えて、行動を進めた事例が紹介されています。
書籍やセミナーで情報を得ることも、最初の一歩ですね。