短答式試験までの勉強記録

【状況】
社会人2年目~3年目
残業はほぼなし
平均すると週30いくか行かないかくらい
週末にもわりと予定を入れてしまっていたので、週35行けば御の字、普通に20時間くらいになることもあった。
平日は3~5h、休日はその日によって変動。

短答までトータル 1,933h

【経緯】
令和3年7月  
cpaの説明会に行った。

令和3年8月  
講座申し込んだ。人生最大の買い物。
4月から勉強した簿記2級に落ちる。落ち込む。簿記そもそも向いてないかもなのに、申し込んじゃって大丈夫だったのと不安になる。

令和3年9月~
財計、財理、管理、勉強スタート
講義の消化で正直精一杯だった。
中々復習まで手が回らず。
消化だけは標準日程表1週間遅れくらいで何とかついて行った。
レギュラー答練はオンスケでは受けられなかったが、自分が消化できるタイミングを見つけてとにかく受けた。
レギュラー答練は、いつも大体合格点ギリギリかちょい下くらいのことが多かった。
管理の部門別、最初理解してなさすぎて、答練で0点とったこともあった。

令和4年3月ごろ
財計、財理受け終わる

令和4年4月~5月
企業、監査始める

令和4年6月ごろ
管理受け終わる

令和4年9月ごろ
企業、管理受け終わる

令和4年10月~12月まで
短答直前答練が始まる。
短答直前答練~本試験の間でめちゃめちゃ学ぶことが多かったし、ここで大きく成長できたと思う。
今までのレギュラー答練の勉強と本試験で求められるレベルのギャップを感じた。
そのギャップを少しでもなくすために何ができるか考え続けるための短直だったと今終わって思う。

【短直の軌跡】

短直① 企業55
         管理50(計算30、理論20)
         監査85
         財計96(計算40、理論56)
総合 286 C判定

短直② 企業65
         管理59(計算29、理論30)
         監査55
         財計72(計算24、理論48)
総合 251 D判定

短直③ 企業55
         管理32(計算7、理論25)
         監査60
         財計76(計算36、理論40)
総合 223 E判定

短模試 企業70
         管理45(計算30、理論15)    
         監査60
         財計72(計算40、理論32)
総合 247 D判定

短直④ 企業60
         管理28(計算8、理論20)
         監査60
         財計80(計算64、理論16)
総合 228 E判定

本試験 企業65
         管理82(計算52(解なし含)、理論30)
         監査90
         財計164(計算76、理論88)
総合 401 (80.2%)

以下、科目ごとの振り返り。

企業
学習初期
とりあえず講義受講→答練
青木先生の授業は、法学部のテスト前のシケタイっぽくて聞きやすく、分かりやすかった。ただ、論文まで見据えているので、ボリュームは多め。


直前期
財務計算がやばすぎて、直前期も財務計算にある程度の時間を費やしていたので、正直、自分がとりたい時間を確保できなかった。
テキストは10月末までに全範囲1回転した。
最初はテキストを回していたが、時間が足りずに回しきれないと感じていたため、短直②あたりから、コンサマに切り替えた。
コンサマには短直で間違えた肢を、マーカーで塗り、書き込みむといった作業を行い、
通勤の電車、模試直前などに、書き込みをしている肢を中心に回した。
しかし、短直④までに成績は延びず、考えた結果、本試験までテキスト周回に切り替えた。
本試験までになんとか1週した。

【所感】
理論科目全般に共通することだが、直前に急いでコンサマで復習というのはあまり自分には適してなかった。(というよりも、コンサマを加工しきれなかった。)
以前げんげんが、覚えてない肢メインで教材に色付けるというような話をしていたので、私も真似しようと思い、コンサマに間違えた肢のみをマーカー引き、それをひたすらに回すといったことをしたが、解ける問題は増えなかった。

今思えば、網羅性が足りず、ピンポイントでしか復習しておらず、その他の部分を全然触れないまま忘却してしまっていくので、今思えばそれはそうだよね…と思う。

普通の人は覚えたことをちゃんと忘れてくので、テキスト中心に網羅的に回せるだけ回す、1つのタイトルに対して自分がどれだけ関連事項覚えてるか、答え合わせのつもりで読む、といった勉強法をしていればもっと点は伸びたかも。
巷では自分に合った勉強法を行うのが大事と言われていますが、本当にそうだった。

管理
学習初期
林先生の講義受講。雑談が独特で好きでした。
分からない人の立場で、根気よく解説してくださるので、管理をテンポよく解けない人、理解するまでに時間がかかるタイプの人は合う気がする。

直前期
管理は得意ではないが、短直①②ではそんなに悪くなかったので何とかなると思っていましたが、短直③④では足切りレベルの点数。
直前期は、原価計算分野と管理会計分野を交互に学習。計算はひたすら短答問題集を回し、理論は基準とテキスト3を回した。

【所感】
管理計算は確実に解ける問題パターンのストックを増やすことが大事だった。
管理計算は財務計算に比べて、型がある問題が多いと感じる。
私は、管理計算が得意ではないことを自覚していたので、Ayumuさんのnoteの順位付けを参考に、計算で固める分野を絞ってた。
詳細はAyumuさんのnoteを参考させていただくといいと思います。

理論は特に原価計算分野ではしょーもないひっかけが出るので、過去問のひっかけを確認しておくといいと思う。

監査
学習初期
松本先生の講義受講
短問をとく

直前期
企業法と同じように、コンサマを回していたが、加工しきれず網羅的な教材にならず、最後はテキストへ戻った。

【所感】
本番では予想外に跳ねた。謎。
いまいちピンとくる勉強方法が分からず。
手応えはなく、短直と同じくらいの感覚だった。なんとか消去法で解いたが…。
ただ、頻出範囲を手厚めに対策しておいてよかった。

財務会計

計算
やまけん先生の講義受講。
マヨネーズ瓶と2杯のコーヒーの話が刺さった。

直前期
レギュラー答練はそんなに悪い点数では無かったが、短直になった途端、点数が取れなくなった。短直②が終わったあたりに、さすがにこれはやばいと思って、講師の方に相談に行った。
この点数だと全体の習熟度が低いことが原因だと教えてもらい、

財計は時間をかけないと解けるようにならない。毎日2時間くらいはやりたいところ。
回転のベースをテキストにし、模試までにしっかり1回転復習をすること。
テキストを回す時に、各単元の注意ポイントをまとめてみること。
拾う論点と捨てる論点をはっきりさせること。
テキスト回す時に単調になってしまう時は、自分が行っている会計処理を説明できるように言語化してみる。
連結総合問題は最近簡単なので、基礎は押さえておくこと。
などを教えてもらった。
自分でも府に落ちたので、これらを実践した。

本試験まで2週間に1周のペースで回した。
これらを実践したところ、短直でも解けるようになっていることを実感できた。
財計はやればやるだけ結果が出やすい素直な科目だと最後の方に分かった。

財務理論
学習初期
曽田先生の講義受講
勉強方法のレジュメオススメ。

直前期
直前期になるまで、財務理論を放置していたため、短直が散々なことになった。
財務理論は山がはりずらいので、9月ごろから網羅的にこつこつテキストを読み込むべきだった。
難化が予想されていたが、理論の難易度があがらなかったため、本番では満点だった。ラッキーとしか言いようがない。

ただ、短直④では2問しかとれてないので、もし理論が難化していたら…と考えると恐ろしい。

【まとめ】
短直は良くてC判定、E判定を2回とったときは絶望しかけたが、何故か本試験では何とかなった。
短直が悪すぎて、本番直前まで、落ちたらどうしよう、5月にまた受けるのか…という不安の戦いだった。

ただ、自分が勝利の女神になったとしたら、どんな人に に微笑んであげたいかと考えたときに、諦めている人ではなくて、最後まで明るく諦めず頑張っている人に微笑んであげたいと思ったので、最後まで諦めず頑張るという思いを持ち続けるように努力した。

そして、試験直前に読んだとある本の、『苦難困難にぶち当たったときに、どのようにして自分を光らせるか、考え続ける姿勢、態度をもち続けていることが大事』というフレーズに勇気をもらった。
今のきつい状況でも、どうしたら良くなるのか、いろいろな視点で考え続けることに意義があるのだと思った。

あと、直前にTACの先生が、なにか縁起のいいものを見た時に、私は受かると思うようにしていたというtweetをしていたので、
本試験の午後、諦めそうになったときに、それを実施した。
(7という数字を見る度に、私はうかると思うようにしていた。受験番号に7がありました。)
あとは、スラムダンク安齋先生の名言を監査論中繰り返し思い出してた。

そして、最後に信じられるのは自分がやってきた勉強方法や、勉強量だ。

今思えば、判定の結果が大事なのではなく、自分に足りないポイントを把握し、改善していくことが最も大事。

短直はあくまでもマイルストーンである。

マークミスしてないか心配な今だが、短答で八割取れたのは運の要素もかなりあると思う。

短答落ちている気持ちで、初心を忘れず、論文の勉強に取り組んでいきたい。


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