我が家のリモートワーク環境(2020年上半期)

先日以下のような記事を書きました。

前回の記事では、必要最低限の投資で WFH 環境を構築した事について書きました。あくまで一時的な措置になるだろうという読みもありました。

しかし、世間の情勢的に、以前のように会社のオフィスでフルタイムで働く機会もしばらくは少なくなりそうです。家でもパフォーマンスを発揮するために、リモートワークに最適化された環境をより模索する必要が出てきました。

ということで、以前に比べて追加で整備した点について書いていきます。

現在の書斎の風景

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以前と比べて、物はかなり増えましたが、机の上は逆にスッキリしました。

ポイントを2つくらいに絞って書きます。

机のスペースの効率化

物が多いと見ため的にも messy で気分が良くないですし、作業もしづらいので、机の上のスペースを有効活用するようにしました。

・モニタースタンドを置く
・配線を極力机の下に
・充電のQi化

モニターはできればモニターアームで吊るしたかったのですが、私が購入した格安モニターがモニターアームに対応してないためスタンドを購入しました。なお以前は分厚い本を3冊くらい重ねてその上にモニターを乗せてました。

ただスタンドを置いて物を増やすだけではなくできる限りスペースは有効活用したいため、スタンド脇にUSBポートがついているものを選びました。

最近はどんな機器も USB 接続をするので、USBポートはいくら用意してもすぐ埋まります。机の上が USB ポートとケーブルだらけになると目も当てられないので、こういうスタンドを使ってスペースの有効活用できるのはとても便利です。

机の上の USB ポートは最低限にして、その他のポートや電源はすべて机の下に回しました。私はニトリのダイニングテーブル(お下がり)を書斎で使用してますが、机の足の部分に物を載せられる構造になっているため、こういうときには便利です。

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私が使っているニトリの机はちょっと書斎用には小さいですが、丈夫だしとても安いので、かなり個人的には気に入っています。かれこれ10年近く使っています。

そして、スマフォの充電を、すべて Qi を使ったワイヤレス充電に切り替えました。
Qi は PD 対応の高速充電と比べると充電速度がかなり遅く、私もそれを毛嫌いしてあまり使ってきませんでしたが、家にいる時間も長くなり充電速度が気にならなくなったので、配線をシンプルにする目的で切り替えました。

使ってみて、いちいちケーブルをスマフォに繋がなくても良いのはとても楽ですし、物理的な故障のリスクも減るのは良いですね。
iPhone / Android 共通で使用できるので専用のケーブルを用意したりしなくて良いのも楽です。
ただし充電速度はやはり遅いので、そこは割り切りですね。

リモート会議の音質向上

Zoom や Skype などのリモート会議ならびにリモート語学会話の機会がとても増えました。
どうしても相手のネットワーク環境や使用している機材によって、会話の音質が様々で、聴き取りづらいことも多くストレスになります。
そして、個人的にリモート会議が増えすぎた弊害として以下2点がありました。

・近くでしか音を聞かなくなったので耳が一時的に遠くなった(遠くの人の声が聴き取れなくなった)
・近くのマイクにしか話さないので、声量が落ちた

緊急事態宣言解除後に久しぶりに外にでかけた時に、他の人が話している内容が全然聴き取れなくなっていて、心底焦りました(1時間くらいしたら慣れてもとの感覚に戻りました)。
また、近くのマイクに話すのに慣れすぎたため、他人に話しても何度も聞き返されるようになってしまいました。

○解決策(イヤホン編)

前者については、家に人が居ない時はできるだけスピーカーで音を出すようにしました。ただ常に音を外に出してリモート会議ができるわけでもないので、よいイヤホンを購入して、小さい音量でもより鮮明に聴き取れるようにしました。

今回は JVC が出しているカナル型のイヤホンを購入しました。

個人的にカナル型のイヤホンはしばらく使ってなかったのですが、ハイレゾ視聴にも耐えるくらいのクラスになるとびっくりするくらい音が鮮明です。音楽視聴以外にも、リモート会議でも小さい音量で自然な発声・音が聞こえるようになるため、リモートならではの違和感が多少は低減します。

個人的にはリモート会議にこそ良いイヤホンを使う事をおすすめします。

○解決策(マイク編)

そしてマイクですが、できるだけ普段から声を張るようにするためにヘッドセットを卒業し、かつできるだけクリアな音を拾えるようにしてみようと思いました。

ー 機材:コンデンサマイク

今回は思い切って指向性の調整に対応したコンデンサマイクを購入し、オーディオインターフェース経由でパソコンに接続するようにしました。

AT2050 は Audio-Technicaの 指向性の調整機能(単一、双方、全方向)があるコンデンサマイクの中では最も安価です。マイクは良いものになればなるほど色々な音を拾いがちになってしまうので、拾いたい音だけ拾えるようにするのが大事で、そういう意味ではどうせ買うなら指向性の調整ができるマイクのほうが良いと思います。
AT2050はその他にも低い周波数の音を切り捨てるなどノイズ低減機能もあり使い勝手が良いです。

ー 機材:オーディオインターフェース

AT2050は PC 向けの機材というわけではないので、マイクの音声を PC につなぐために PC 対応版のオーディオインターフェースもあわせて購入しました。

Rubix-22 はかなりシンプルなオーディオインターフェースで、入力は2本、出力は midi などもありますが USB 接続で直接 PC につなぐ事ができるのが便利です。
入力内容はイヤホンなどでモニタリングできるので、相手にどんな音で伝わっているのかを把握しながら話すことができます。インプットのゲージにボリュームレベルも簡易的に表示されるので、こちらが緑(十分なGainがある)になるように調節しながら話したりするようにしています。

Rubix-22 は PC 用として使用し、スマフォ・タブレット用には、これまた Roland の Go Mixer Pro を購入しました。

スマフォの USB Type-C に接続するだけで、コンデンサマイクなどの音を簡単にスマフォに取り込む事ができます。PC が使えないけど会議をする必要があるときはこちらを使っています。

これらのマイクやオーディオインターフェースは、需要が多いのか、今では Amazon などではなかなか手に入らないようですね。私は運良く買えてよかったです。

ー 機材:マイクスタンド

コンデンサマイクは置き場・置き方に悩むのですが、今回は利便性やポータビリティを優先して、簡易的な机に置くミニスタンドを使用しています。会議の時など必要な時に近くに持ってくるようにしています。

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Go Mixer を使っている時は、以下のようなスタイルで使用しています。

iOS の画像

コンデンサマイクは使い方にこつがあり、期待したどおりの音声になるのに時間がかかりましたが、今の処はこんな感じで横に傾けるスタイルにして、できるだけで口に近づけて使用するようにしています。

機材的に録音とか配信もできてしまうような環境が揃いましたが、今後そのような方向に手を出すかは未定です。

その他に気に入った機材

その他に、買って気に入った機材を書きます。

○ Surface Precision Mouse

複数の PC の接続切り替えを簡単に行えるように購入しました。

最高で3台の PC 機器と Bluetooth 接続の切り替えが行えます。切り替えボタンはマウスの底にありちょっと便利ではない気もしますが、必要最低限の事はできます。
マウス単体としては本当によくできていて、かなり手に馴染みます。

○ 無印 まな板スタンド

以前より多くの人が指摘しているように、PC やタブレットのスタンドでもっとも使いやすいのは無印のステンレスまな板スタンドです。

使用してないノート PC も、こんな感じでスッキリ収納できるようになりました。

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なにげに、今回購入した機材の中で一番役に立っている気もします。

まとめにかえて

次回は書くとしても半年後くらいです。


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