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対人関係のすすめ

ども、こんにちは!

アメリカに住んでる友人から「How are you?」ってメッセージが来たのですぐ「Good, and you?」って返したら、「Good」って5ヶ月後に返ってきました。

あれ、アメリカって時差5ヶ月あったかな?

いや、ちょっと待った。アメリカと日本の時差は、地域にもよるけど、14〜17時間のはず。しかも、インターネットの世界は時差がない。

じゃあ、この5ヶ月分のタイムラグは何なのか?

これは「物理的な距離」の問題ではなく、「心理的な距離」の問題と言えるでしょう。つまり、僕と友人の間には「5ヶ月分の心理的な距離」があった。(ちょっと待ってくれよ、マイケル。自分からHow are you?って言っておいてさ。)

今日は、対人関係における「心理的な距離」の問題について、ちょっとモビってみたいと思います。

対人関係における「心理的な距離」

まず注目したいのが、「心理的な距離」の「可変性」です。

私たちは日々、様々な人と「やり取り」をしながら社会生活を営んでいるわけですが、「心理的な距離」は人によって大きく変わります。

これは当たり前のこととして実感が湧くと思います。自分の胸の内を、会う人会う人にわざわざバラしまくる人は、そういないでしょう。

つまり、人は人を選んでいるということです。

「いや、私は分け隔てなく人に接する」と主張する友愛主義者であったとしても、自分の胸の内を誰にでも言ったりはしないでしょう。

これは、「物理的な距離」、先ほどの例で言えば「アメリカと日本の距離」が「不変的」であることと対称的と言えます。

「心理的な距離」の正体

では、この「心理的な距離」は一体、何によってもたらされるのか?

これを理解するには、あなた自身を内省してみることが一番分かりやすい。

どうしてAさんには告げることができる本心を、Bさんには告げることができないのか?「信頼関係」と言えば簡単ですが、それは曖昧ワードです。

より深く考えてみると、Aさんには「渡される情報については、どんなものであろうと歓迎します」という「姿勢」がある一方で、Bさんにはそれが不足している。

だから、Aさんに対しては安心して全てを打ち明けることができるのに対し、Bさんには「噛みつかれたらどうしよう」「言いふらされたらどうしよう」と考えて、全てを話すことができない。

これこそが「心理的な距離」の正体だと考えます。

要するに、「心理的な距離」は「包容力の欠如」によってもたらされる、というのがモビ君なりに導き出した結論です。

「包容力」こそが最大の武器

特に、初対面の人同士は、お互いのことを牽制し、当たり障りのない話をします。

「この人は、本当の自分を見せたらどういう反応をするんだろう」

「こんなことを質問したら、ちょっと失礼かしら」

「この人もっとこうしたらいいのに、でも言ったら怒っちゃうかな」

そんなことを心の内で考えながら、相手の「包容力」を見定めます。たとえどんなことを言ってもその人は全てを受け入れてくれる人なのか?と。「包容力がない」と判断すると、一気に人は心を閉ざしてしまうものです。

私が尊敬している先輩は、「海のような心を持て」とよく言います。「深く、広く、全てを包み込む心」、それが「海のような心」、「包容力」です。

このような心を持てるようになると、良いことがたくさんあります。その中の1つが、「他者からのフィードバック」をたくさん貰うようになる、ということです。

僕は、「他者からのフィードバック量」と「成長」には極めて強い相関があると考えています。なぜなら、自分に見えないことが、他者には見えているから。

みなさんは顔をどのように見ますか?

自力で頑張って寄り目にしても、鼻の線くらいしか見えません。そうです、鏡があるから、人は顔を見れます。そして、鏡があるから、顔の手入れができるし、髪も整えて、綺麗に装うことができます。鏡がなかったら結構大変です。

そのように、「外見を映し出す鏡」とは別に、「内面を映し出す鏡」が私たちには必要だと思うのです。そして、それがまさに「他者」という存在であると思います。

広い心で他者に接する時、他者からの真実なフィードバックを受け、自分のことがもっとよく見えるようになり、一人の人間としてもっと成長していくことができる。

この「包容力」は「嘘つけないもの」なので、一朝一夕で身につけられるわけではありません。しかし、なかなか身につけられないものであるからこそ価値が高いということは、よく理解しておく必要があるでしょう。

では、さいなら!

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