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3度泣いたスペイン戦。

戦略的に4時からのスペイン戦に臨むため、嫁にお願いして息子の寝かしつけ担当と双子の娘担当をスイッチしてもらい、21:00に息子と一緒に就寝した。2:00に起きるつもり。多分、5時間は寝れる計算だ。

スムーズに眠りに落ちることができた。
で、目を覚ましたのが1:30。
少し早いな。がともすれ、ここからまた寝直すのは難しいと見た。
起きよう。

まだ2時間ある。
さて、たんまり残してるワークを進めておくか。
手帳を開き、やることたちを見渡す。できるだけやっておくのが良しだ。

あれこれタスクを進めている間に時間は経ち、そろそろキックオフのタイミングを迎えていた。
4:00前だ。
眠くない。万全の状態。

嫁も子供たちも寝静まっていて、リビングのテーブルに1人。
夜と朝の境。
iPad miniをテーブルに置きAbemaで日本-スペイン戦を付け、加えてスマホでもAbemaのドイツ-コスタリカ戦を付ける。
今日の試合の行方次第ではどのチームも決勝トーナメントに行ける可能性がある。

キックオフ前に仲間たちとのグループLINEを始める。でも最初は2人だけ起きていた位だった。

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試合結果はみんなご存じの通り。
完勝だった。

オレはこの試合で3度涙してしまった。
1度目は堂安のゴール。
2度目は碧のゴール。
3度目は勝利が決まって控えのみんながグラウンドに走り出したのを見て。

最後の涙は、2020年にブルーインパルスが上空を飛んだ時に嗚咽交じりで泣いてしまった時の感覚と同じだった。

「オレらはまだまだやれる。」

そう感じた。

それまでコロナ対応の混乱で多くの人が下を向いていた状況の2020年。
そんな時にブルーインパルスが轟音と共に上空を飛ぶことによって、いとも簡単に沿道にいる人々の顔を一斉に上に向けさせた。
まだ痛み止まらなかった中なのに。

その時の光景に似ていた。

「オレらはまだまだやれる。」

絶対に無理と多くの人が思っていたドイツ・スペイン相手に日本代表は2勝をもぎ取る姿を見せてくれた。

それはかつて失意の日本国民を力道山が空手チョップで外国人レスラーをなぎ倒していた姿に重なる気がした。
もちろんリアルタイムでその当時を体感していたわけではないけれど、自分たちが気持ちを引き立たせるためには象徴的な存在が必要だ。

正直なところ、オレ自身も今日の試合は厳しいと思ってた。
スペインに負けるのは普通で、引き分けで御の字の試合。
イメージは、こちらは生身の人間で敵はドラゴンだ。

そんな試合になる予想ではあったけれども、見ない選択肢はなかった。
日本を代表した彼らは4年もの間、外野から好き放題評価されながらも歯を食いしばってきた、その姿は見届けないといけないと思ってた。

どういう結果でもいい。
その結果に胸を張って欲しい。それが日本人としての生き方じゃないかと。


それが、蓋を開けて見れば、策士 森保監督のイメージ通りの采配と試合展開。どう暗計してるんだ。底が知れない。

これほどまでに戦術で代表戦が勝てたと感じられる試合を見たことがない。
しかも大胆に試合中にシステムを変化させながらプレイしている。
いやはや。
もう、オレの想像なんて置いて、もっと先で世界と対等にやってるのな、日本サッカーは。

試合後の選手たちのインタビューを見ながら興奮を落ち着かせ、6:30になった。

オレはオレの持ち場で仕事しないと。
チーム日本の一員として。

そこからひと仕事に取り掛かった。
まず資料2本の作成。

8:00前に嫁と子供たちが起きてきて朝の準備に構った。

保育園に送った後、
ミーティングがまず1本。
そこから月イチのドラムレッスンに移動。
戻ってきてミーティングが2本
その後、あれこれワークボクシングをこなした。
夕方頃ようやく眠くなってきたけど何とか乗り越えた。

18:00、仕事を畳むことにして家に帰り、みんなでご飯、双子に読み聞かせ、寝かしつけまで終える。

「オレらはまだまだやれる。」
そうやって、チームで鼓舞し合いながらやっていけたらいい。

※テンションが上がったので、文中に日本代表選手たちの名前を散りばてみた。時間がある人は探してみてください。
回答、待ってまーす。

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