※注：本項をお目通しいただく前に、DEARSTAGE所属、スクウェア・エニックスプロデュースのアイドルグループ「GEMS COMPANY」長谷みことさんが歌う「少女聖戦パラドクス」をご視聴ください。

さて、さる2021年1月25日、上記「少女聖戦パラドクス」を含む歌唱曲の成り立ちについて、長谷みことさんご本人が解説する配信がありました。
長谷みことさん、お疲れ様でした。
やはりご本人の解説があると理解が深まりますね。

長谷みことさんが歌う「少女聖戦パラドクス」は
同名のアニメの主題歌として
分割2クールの第1期・第2期共通のOP曲に採用されていますが、
アニメのOP尺とFull ver.では歌詞の順序が多少前後していて、
第1期では一番のサビを、第2期では二番のサビを中心に
使用していることは周知の通りです。

第1期の最終話（第12話）までは
それまで地動説を「信仰」していた主人公
（※作品を未視聴である方に説明すると、
　この世界が平面であることが群衆に判明するのは第20話です）
を、ヒロインである""天動の聖女""ミコトが導く形式だったわけですが、
第12話でヒロインが教皇側に誘拐されてしまい、次回どうなるのか！？
となったところで視聴者は第2期まで半年待たされるハメになり、
5chはそれなりに荒れたわけですね。

それはともかく、第2期は成長した主人公が
逆にヒロインを守る立場になっていて、
これが、第1期における一番のサビ

君を何度でも救うから
祈りしかない存在論
解き明かして進め 進め 進め
※ここで「進む」のはヒロイン

と、第2期における二番のサビ

ぼくは何度だって繰り返す
セピア色の思い出
振り解いて進め 進め 進め
※ここで「進む」のは成長した主人公

の対比になっているわけです。

また、主題歌「少女聖戦パラドクス」はOPの他に、
最終話2話手前（第22話）のクライマックス、
ミコトが【完全天動星列陣】を展開する場面で流れ、ここで初めて
第1期OP、「♪ああ 不確定な未来がさす 慟哭とエゴイズム」
のシーンでミコトが展開していた魔法陣の正体が判明します。
（※なお、完全天動星列陣は第1期には一瞬も登場していないので、
このシーンは「OP詐欺」扱いでした…）
ここでの「完全証明」ポーズも非常に有名ですね。

とまあ、極めて密接に作品とリンクしているので
プレストで初めてこの曲を聴いた方は、是非アニメも視聴していただけると幸いです。

おわり。







※言うまでもないことですけど、本項の設定は全て俺の妄想の産物です。