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2024/3/20水 くじけずに着物を着る

今年は着物を日常的に着る人になるぞ!というのが
2024年やりたいことのひとつとしてある。
もう15年以上も着物着たいな〜と思い続けているのだが、自分で着られないし、時期に合わせていろいろチョイスしないと怒られるし(世間の着物警察から)、「着たい」という意欲はあれど、いったい何からどうすればいいか、最初のタスクもわからない。
まず着付け教室? ちょっと調べる…→どこがいいかわからないし、無料のところは着物販売会とかあるっぽいしどうしよ…→まあでもそもそも着物持ってないと着られるようになってもダメよね…→着物持ってるけど小物とかない気がするし足りないものもわからないしいつ着られる着物か(柄とか生地とかで季節やTPO変わるんでしょ?)もよくわからない…→放置 という10年を経た。

とにかく怒られたくない、着物警察に。こわい。20代の頃、おそるおそるのぞいた呉服屋の店頭で出会ったことがあるのだけど本当にこわかった(レースの足袋を買おうとしてて怒られた。「浴衣には足袋なんてはかないのよ、そんなことも知らないわよね、若い子は」って。店員ではなく知らんお客さんのおばさまに)。怖い、怒られたくない。

いや。でも。この春大学院修了したら、着付け教室行くか!と思っていた矢先
仲良くなった人がなんと元呉服屋勤めの人だった!
ので、わからんこと、ぜんぶいろいろ聞ける、師匠ができた!!!
やった!!! ネットで調べればいいじゃんって思う部分もあるけど
やっぱり、これってどうなの?みたいなのを細かく教えてもらえるのは本当にありがたいし、なんといってもプロのお墨付きがあれば、着物警察だって怖くない!!
(ちなみに、着物はただの服なのでルールなんてそんなに気にしなくて良くて、警察になんと言われてもどうどうとしていたらいいし、警察はこちらがどうどうとしてたら近寄ってこないので、いちばんはこちらの態度が重要である、ということを聞いてずいぶん楽になった。いちばん良くなかったのはわたしのおどおどしたアティチュードだったのだ!)

それで、来週末が、自分の卒業式なので、こんな機会ぜったいに利用したほうがいい!!ということで、着物を着ることにした。
師匠に、いろいろと必要なものをみてもらって、式典のTPOにふさわしくも、かつ、わたしの好みに寄せたコーディネートをしてもらって、必要なものをかしてもらって、念の為金髪のウィッグを買って(着物警察対策。金髪にはこないらしい)、足袋はのびるタイプの安いやつをAmazonで買って、草履は持ってるやつでいける!準備万端!

草履はいちおう、足が痛くないか試し履きしとこうかな、と思って、犬の散歩に、ジーパン、足袋、草履、という謎の状態で出かけたら、、、15分後くらいに、草履の底が崩壊した。べろんとはげた。べろんべろんに。めちゃくちゃびっくりした。その後放心した。なにせ、15年前に着物着る欲高まった時に購入して、でも前述の事情で一度も着なかったから、一度もはいていない草履なのだ。

悲しすぎるよ。
泣けるよ。
こんなことってある?

歩ける状態ではないので、犬を必死にひきずりながら
草履は手に持って、新品の白足袋の直足で歩いて帰った。
足の裏は真っ黒になった。

師匠にLINEしたらともに悲しんでくれて
そしてすぐに購入するなら礼装でもぎりいける普段用のこれが履きやすくておすすめ、と商品情報をレコメンドしてくれた。
店舗情報もくれて、ただ、草履は常に在庫が豊富ではないから事前にほしいものがあるかどうか電話で確認した方がよいとのアドバイスつきだった。
ついでに、わたしの草履の足元の写真を見て、草履の足の痛さの原因として、深く履きすぎているのではと指摘してくれた。草履はひっかける程度の浅ばきでかかとが1〜2cmはみ出るようにすると、裾も踏まないし足もいたくないし草履も長持ちするし、粋なのだそうだ。
チャットGPTにはできないことだ。人間の師匠、本当にありがたい。

やってみないとわからないことだらけ。
明日、草履買いに行く。
今年はくじけない。着物を着るのだ。



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