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犬の避妊手術と自己決定

(2024/4/22月)
犬を避妊手術につれていった。
寂しい。
寂しい。
二泊三日がこんなに寂しいとは思わなかった。

動物の権利の議論について
勉強不足で詳しく無いのだけど
犬は自分の犬生を自己決定することはできず
その決定権は飼い主にある。
犬はしゃべれないし、本当のところはわからない。
でも犬を幸せにできるのは飼い主しかないし
管理できるのも飼い主。
飼い主と共にしか生きることはできない。
と、トレーナーさんから心構えを教わった。

犬を我が子と思うには
どうにもそこが違和感になる。
人間の我が子ならば、わたしの役割は、我が子のすべてを背負うことではなく
我が子が己の人生を自己決定していくことをエンパワメントすることだ。
ときには代弁することがあったとしても
決めるのは我が子本人だ。

では、犬は。犬は自己決定できるのか。

避妊手術に出すことも
本犬はなんの意見も言っていない。
連れて行かれて、手術をされている。
避妊手術はしたほうがよかったと思うけども
本犬の意思を確認できないことが
こんなにも決定代行側の負担感になるとは知らなかったよ。
これが飼い主と犬の幸せなのだと強く思い込むしか無い。

犬を飼い始めたとき
わたしはまるで人間の子どものように
犬の自己決定を尊重しようとしちゃって…なんか滑稽なのだけど
犬は人間とは違う動物だってことをすっとばしてて
「犬は管理しないと、獣になり、人間と暮らせなくなります」とトレーナーさんに言われたとき自分の不勉強を反省した。
犬は飼い主が管理をして幸せに責任を持たねばならん。

人間の自己決定を
勝手にとりあげたくないし
とりあげられたくないと思い続けてきたけれど
自己決定を取り上げて勝手に人の決定をする人たちも
(「親」「先生」みたいな立場だとよかれと思ってそうなることもある)
実は責任を背負ってしんどくなるのかしら。

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