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人の表情の一瞬を撮りながら見えてきた、「美しさ」のこと(aiさんインタビュー前編)

みなさまこんにちは!
少しご無沙汰しております…!

今回はライターのMegumiさんにインタビューして頂きました♡

Megumiさんのことはこちらへ!

Instagram→https://www.instagram.com/umegumi_lingerie/
note→https://note.com/umegumi_lingerie

従来の女性用下着の常識を覆す「わたしを解放するアンダーウェア」のプロデュースをされています。


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普段は会社員として働きながら、2021年頃からポートレート撮影などの依頼を受けているaiさん。
初めから仕事にしようと考えていたわけではなく、元々は趣味として始めた。そんなaiさんが、カメラにはまっていく中で撮影の楽しさと同時に、気づいたことがある。
それは、「自分は美人ではない」と思っている人でも、人には皆それぞれ美しさがあり、その美しさとは磨くことができるものだということ。

「人は見た目が9割」などと言われる世の中で、aiさんがいう「美を磨く」とは、外見にフォーカスすることでありながら、仕事や恋愛など内面的に生きてくる部分でもあるという。
aiさん自身、長く“男性社会”で仕事をする中で得た気づきから、女性が輝くために必要なマインドをようやく手に入れつつある。
前編では、aiさんの現在のライフワークの一つであるポートレート撮影について、後編では、美を磨くことや、女性としての輝き方についてを中心にインタビューさせていただきました。
仕事や、社会の中で「美しく輝き、成功したい」と願う女性はもちろん、女性に支えられている男性にとっても、幸せに生きるためのヒントがあるはず。

きっかけは幼なじみのカップルフォト

カメラを始めてしばらくは、いろいろな場所に出かけ、風景を撮ることに夢中だったaiさん。人を撮ることの楽しさに気づいたのは、幼なじみのカップルフォトがきっかけだったという。

「小学校のときの友達が結婚することになって。結婚式の受付に置く、ふたりのカップルフォトを撮ることになったんです」。その撮影がすごく思い出深かった、と話してくれた。

実際に撮影をしたのは2020年10月頃。
それまで風景撮影がメインだったため、当日に向けて人物撮影の練習をしたり、レンズを新調したりなどの準備をして臨んだ。
aiさんがふたりの撮影場所に選んだのは、奈良にある、コスモス畑と、若草山。季節的にも、美しいその場所が良いだろうと考えた。
当日のことを、「すごく思い出深くて。表情の、一瞬一瞬とか。自然と、人の表情みたいなものを切り取るのがすごい楽しいなと思った」というaiさん。

この撮影をきっかけに、2021年頃から、個人でポートレート撮影の仕事依頼も受けるようになった。

「休日にやることがなく、友だちもいなかった」

そもそもカメラを始めた、最初のきっかけについて聞いた。
「しょうもなさすぎて、ビックリしないで欲しいんですけど(笑)、社会人になってから関東に来たから、やることがなかったんですよ、休日とかに。友だちも(関東に)あまりいないし」。
休日の趣味を見つけるためにいろいろやってみた中で、aiさんがやりたいと思えるもの、しっくりきたものがカメラだった。
最初はそんなにのめり込む予定もなく、はじめて購入したカメラもパナソニックのルミックス。ところが、夜景や星など、より高度な撮影をしたくなり「すぐにカメラを買い替える羽目に(笑)」。

カメラにはまった理由について聞くと、アクティブなイメージのあるaiさんらしい答えが返ってきた。
「一つはカメラ友達ができたこと。もう一つは、風景を撮りに、色々なところに出かける楽しさがあって。最初は人を撮ろうという意識はなく、旅先の風景を撮ろうと思っていたので。
自然を切り取れるのが楽しくて、どんどんハマっていきました。例えば、夕焼け、朝焼け、星、夜景、お花とか、いろんなところに行っていました。それが社会人2,3年目ぐらいのとき」。

趣味を見つけるために、カメラの他に試したのは、ヨガやパン教室など。楽しかったけれど、どちらもお試しで行ったきりだという。
「カメラって、撮ったらそれが作品になるから。そういう要素もあって、自分の表現ができるという部分で(他の趣味とは異なり)、好きになった」。
aiさんにとって、カメラは自分の表現をするためのものであり、撮った写真は自分の作品でもある。風景を撮っていたときも、人物撮影を仕事にするようになった今も、「カメラで表現をする楽しさ」は同じだという。

自然体で、美しい瞬間を切り取る

風景と人物とでは、撮影の難易度は大きく異なる。aiさん曰く、「絶景」ならどんなカメラでも、大体は誰でも綺麗に撮れる。
「今はiPhoneのカメラも素晴らしいし、その辺の景色ならばiPhoneで良いと思っているぐらいです。でも、人の表情を引き出すとか、構図を考えるとかは、カメラマンの腕にめちゃくちゃ左右されると思う」。

aiさんの撮影のコンセプトは、その人が“自然体に出す、美しい瞬間を切り取る”こと。
「自然体で、しゃべっていて笑ってるぐらいの時をパッと撮ったりする。そう言う時に、その人の良い表情があったりする、と思っていて。もちろんキメキメの写真もあっても良いんですけど。でも、自然体でいるときにこそ“人柄”が出る」。

カメラを向けられると、普通の人は、普段よりも表情が少し固くなってしまう。aiさんが気をつけているのは、細かく指示しすぎないこと。
「ああしてこうして、って指示しすぎると、人って不自然な表情になってしまうことが多くて。なので、私は指示はできるだけ“的確”に、“少なく”言うようにしています」。

aiさんが撮るのは、そのときに、その人が持っている美しさだ。
「この人のここが美しいと思う部分、例えば横顔が美しいなと思ったら横顔を多めに撮るし、その人の服装が素敵やなと思ったら、例えばスカートであれば、ひらりとした、柔らかい動きのある写真を撮ろうとする。髪が長い人だったら、その髪のさらっとした感じを出そうと思う。そのときのその人の服装や髪型をみて、(撮影イメージを)決めたりもします」。

カメラを通して人の自然体の美しい表情、シーンの一瞬一瞬を捉える楽しさにはまっていったaiさん。しかし、撮影を重ねる中で、カメラという枠を超えて、自身の関心が「美しさ」にあることに気がついた。
いま、「美」を基点として新たにやりたいことがある。
そこには単に外見の美しさだけではなく、aiさん自身の人生の学びでもある、“女性として輝くために必要なマインド”にも繋がっている。
「美を磨くことは、仕事にも活かせることだと気づいた」と話す、aiさんの考えとは?後編で詳しくお聞きします。(後編へ続く)


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