ドローンというのは、実に活用の幅が広く、趣味から仕事まで、様々に使う事が出来ます。趣味、遊びの世界では、ドローンレースなどが有名ですが、ドバイで開かれた国際レースは、伝説のドローンイベントとして知れ渡っており、何と優勝者は15歳の少年でした。

カーレースにおいて、カーブを小回りで回るテクニックに「ドリフト」というのがありますが、以前、ラジコンカーのレースを観て、「すごい！」と思った事があります。カーブは「ドリフト」なしでは考えられないくらいな感じで、迫力がありました。

いわゆる「横滑り」を上手くコントロールした上級テクニックですが、これをドローンにも活用しよう...というのが、今回の話です。

ドローンでスムーズにカーブを行うには、車と同じように、前進しながら左右に旋回しますが、初心者の方は、なかなか、ここで壁にぶつかります。左右のレバーを同時に操作するのが、なかなか難しいからですね。

慣れてくれば、上手にカーブできる様になりますが、それでもタイミングやレバーの倒し方で、大回りのカーブになり、壁や自分に激突なんて事もあるでしょう。

そんな時に使えるのが、ドローンの「ドリフト」テクニックです。簡単に言えば、旋回しながら横移動して、横滑り現象を起こします。上手くなれば、大回りしてしまった時の危険回避に使える技になるのです。

操作方法は簡単で、両レバーを横に同じ方向に倒すだけです。例えば、左レバーを左、右レバーを左に同時に倒せば良いのです。ホバリング状態では、わかり辛いので前進しながら、途中でやってみると、通常のカーブとの違いがわかりやすいと思います。

ちなみに、ドローンで農業をやっている人にとっては、ドローンの「ドリフト」は違う意味もありますので、紛らわしいですが、農薬散布時の課題である「ドリフト」とは無関係です。

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