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トイドローンで空撮、最大の敵は風!(対処編)

基本編では、トイドローンと風速についてのお話をしましたが、後編では風が強い時の対処法に関してお話をします。但し、これは僕の経験からの話になりますので、その点はご容赦下さい。

少し風が強いと感じ、気になる場合は、スマホで操作しないで、細かな操作性が出来るコントローラを使います。このマガジンで紹介したスマホゲーム用のコントロールパッドでは、レバーの可動域が狭くなるので、やはり、ここはコントローラを使う方が無難です。

風によって飛行中に機体が流されるのは、結構、ヒヤッとするものですが、更に怖いのはレバー操作が効かず、自分の方に機体を戻そうとしても、思うように戻ってこない場合になります。

つまり、風を正面に受けてしまって、機体が動けなくなってしまっているわけです。このまま、更に強い風を受ければ、またまた機体は遠くに流され、ロストという事態になり兼ねません。

この場合、まず高度を少し下げてやります。前編でも話しましたが、風は高度が高い程、強くなる傾向にあるので、そこを避けてやるのです。その後、自分の方に機体を引き寄せます。

それでも、ダメな場合、真っ直ぐ自分の方に機体を引き寄せずに、斜めに飛行させて、風との正面衝突を避けていきます。右斜めに移動したら、左斜めに移動して、自分の方に機体を戻していくのです。つまり、ジグザグ飛行させるわけです。

出来れば、自分の方に機首を向けた状態で操作する方がやりやすいのですが、機体が離れていると機首がどっちを向いているか、わかり辛い時があります。そんな時は、機体を少し動かして機首が、どちらを向いているか確認します。

この操作は、文章で読むより、実際はかなり難しいと言わざるを得ません。そのため、1番は風の状態を飛ばす前に、しっかりと見極め、危ないと思ったら飛ばさないという選択をする事が重要です。

ドローン、トイドローンが墜落するという事は、大きな事故に繋がるという事を、操縦者は常に頭に入れておかなければなりません。

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