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87年香港映画【Rouge 胭脂扣】を観た

↑ この予告は…映画の全部を説明してしまっているので注意(笑)

香港映画【Rouge 胭脂扣】のみどころ
ストリーミング配信のUsenでフリー解放になっていたので懐かしく思い、観ました。今、この映画を観るとしたらポイントは、

(1)いまは亡き香港スター、アニタ・ムイ、レスリー・チャン、の2人がどっぷりと主演を張ってる。尊い。
(2)1930年代の香港のファッション様式が楽しめる。1980年代も。花様年華のファッションが1960年代だから、ちょうどその20年前後ですね。
(3)主演アニタ・ムイの妖艶が素晴らしい×2。当時、24歳。成熟度が驚異的です。
(4)時代モノかと思ったらそうでもない。1930年代に心中したはずの愛人との再会を求めて霊が1980年代を彷徨うゴースト映画。
(5)スタンリー・クワン監督、ジャッキー・チェン制作という豪華な名前が連なる。

といったところ。1980年代に求められた軽さと、香港ノスタルジアの両立に成功した映画じゃないかなと思います。

とにかくボゥーっと雰囲気に浸りながら、アニタ・ムイの切ない演技、レスリー・チャンのどうしようもないフェロモンを纏った若旦那を味わえる作品です。



去年、チャン・ツィイーをキャスティングして、この映画の再現ビデオが制作された模様。

この映画、再評価されるんじゃないかしら。


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