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190701 中国返還記念日。香港に来て半年。

香港に来て半年が経ってしまった。

仕事を辞める頃は「香港でブロガーしてきますわ!」なんて吐いていたものの、どうやったらいいかわからず、あまりグルメでもないので、グルメブログも書けずにいた。

記録には残さなかったものの、割と充実した滑り出しだったとは思う。

- 引っ越し
- スリランカ旅行
- 街市デビュー
- パートタイムジョブを始める
- 上海旅行、台湾旅行
- インスタグラムに勤しむ
(よかったら見てください。観光目線と生活目線を掛け合わせたような地味なスナップをアップしてます。最近はアプリの Olli を使用)
- ビザ、ID取得、銀行口座開設に手こずる
- きて間もないのに帰省
- 香港、反送中デモ勃発


なんかもっとあった気もするけどこんな感じで楽しく忙しかった。でも、最後のコレで、大好きな香港の未来や現実に、もくもくと心が曇り始めてしまった。

- 香港、反送中デモ勃発

昔から、香港映画から始まり、香港エンターテイメントに入れ込み、せっせと通っていたこともあり、香港に友達はいるし、広東語も習った。香港について多少は知っているつもりだ。私は香港の自由度は「香港自治」によるもので、それが香港の最大の魅力だと思っている。それもあって、6月16日の200万人が参加したデモを私も歩いた。

(前日に最初の自殺者が出て、たくさんの人が花を掲げて行進していた)

6月、香港では何回かの「反送中デモ」が行われていて、特に6月12日のデモでは、若者と武装した警察が衝突し、催涙弾やビーンバッグ弾が撃ち込まれ、何人も逮捕されてしまった。200万人という数の人が行進したきっかけは、この大陸的な警察の対応に「とうとう香港が香港らしくなくなった」という恐れと怒りの反応だったのだろうと思う。

私も今回初めて「香港が中国に返還されたんだ」と、恐怖を伴う実感を肌で感じた。「反送中」とは、犯罪容疑者を中国本土に送り込むことを可能にする法案についての反対運動だ。

珍しく、日本でもこのデモとその背景についてはテレビなどで特集されたので、目に触れる人は多かったと思う。

日本人の駐在妻が香港の将来を憂いたりして何言ってるのと、自分でも思うんだけど。

今朝起きたら「3人目の反送中自殺が発生」「親中派によるデモ対抗デモの素行の悪さ(←本当に悪い)」「早朝に香港警察が催涙弾を打ち込む」という情報を見て、さらに「トランプと金正恩が凸撃会談」というニュースも見て、世界中の政治について「憎まれっ子世に憚る」以上の嫌悪感が湧いてしまった(中学生並みの感受性バカなのだろう)。

(デモが辞職を強く求めている林鄭月娥さん。「このような事態を起こして反省している」と言うものの、法案は撤回しないし、市民との対話アクションもない彼女の「何もなさ」もデモが大きくなった原因の一つ)

ブログを再開しようと思ったのは、こんな嫌悪感と心がヒリヒリするような状況の中、ココにいるのだから、それも含めて記録していこうと心に思ったからだ。テーマとかジャンルとか考えるの、やめました。

Instagramもまた再開します。ではまた。

(今日のテレビ画面から。本来、香港人はユーモア好きで、大胆な皮肉屋で、そう言うところが気に入っている。コレは7月1日黒いデモ隊の上をいくダックちゃん)

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